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配信サーバーのシステム要件


この記事では、配信サーバーのシステム要件について説明しています。

配信サーバーのシステム要件

配信サーバーのシステム要件(ハードウェア要件・ソフトウェア要件)は、システム要件のページに記載しています。

なお、システム要件に加えて、以下の点にもご注意ください。

  • 配信サーバーは、IPアドレスが固定されたコンピューターにインストールする必要があります。
  • 配信サーバーには、ダウンロードしたパッチファイルを保持する「パッチリポジトリ」、作成したソフトウェアパッケージを保持する「ソフトウェアリポジトリ」があります。
    • リポジトリの必要とするストレージサイズは、利用状況によって大きく異なります(システム要件で記載されているサイズには、リポジトリのサイズは含まれません)。
    • リポジトリを別のドライブに変更することも可能ですが、配信サーバーと同一コンピューター内に指定することを推奨します。
    • セキュリティの確保のため、リポジトリへのアクセス権限の設定にご注意ください(Everyoneに対して「読み込み」「実行」権限を付与しますが、「書き込み」権限を必要以上のユーザーに付与しないようご注意ください)。
  • 配信サーバーを別のコンピューターに移動する際はこちらを参照してください。

 

配信サーバーをインストール可能なOS

システム要件のページに記載しているとおり、配信サーバーはWindows Serverのみにインストールいただけます。

グローバル本社ではクライアントOSもサポートしているため、Windows 10 などのクライアントOSに配信サーバーをインストールして利用することは可能となっておりますが、日本法人では技術保守サポートを提供いたしかねます。
※グローバル本社のシステム要件ページにて利用可能なクライアントOSを記載いたしております(Distribution Serverの項目をご覧ください)。

クライアントOSが日本法人で未サポートとなっている理由は以下のとおりです。

  • 日本法人として、クライアント OS を配信サーバーに設定した場合の動作検証を行っておりません。
  • 本サービスはグローバルにて使用されており、グローバルでの要望やニーズに対応するため、開発元であるグローバル本社の意向によって急な仕様変更などが発生する可能性がございます。
    バージョンアップ後に配信サーバーとして利用できる対象がサーバー OS のみに限定される可能性が否定できず、その場合サーバーOSを新しくご用意いただく必要があり、お客様にとってインパクトが大きいと考えられます。
  • 通常のコンピューターと同様に利用されているクライアント OS のコンピューターを配信サーバーにした場合、当該コンピューターのシャットダウン/再起動などの際には、当該配信サーバー配下のコンピューターのパッチ配布/ソフトウェア配布が停止します。そのため、お客様の想定したスケジュール通りにパッチを配信できないなどの問題が発生する可能性がございます。

配信サーバーは固定 IP アドレスを必要とし、多くのディスク領域を必要とします。また、パッチ配布/ソフトウェア配布/エージェント更新の際には配下エージェントからのアクセスが集中する場合がございます。安定した稼働を実現するため、日本法人では サーバー OS の利用を前提としたサポートを提供しております。