EventLog Analyzer ナレッジベース

アップグレード手順


本ナレッジでは、アップグレード手順をご説明します。

 

サービスパックファイル(ppm)取得方法

サービスパックファイルは、ManageEngine Communityよりダウンロードできます。
サービスパック入手方法の詳細は、こちらのページをご参照ください。

アップグレード時にインポートする証明書の取得方法

ビルド12235以降にアップグレードする場合、アップグレード手順内にて証明書(.crt)をインポートする必要があります。
なお、インポートする証明書は、適用するサービスパック(アップグレード後のビルド)によって異なります。
以下をご参照いただき、必要な証明書をご取得ください。

  • ビルド12235~ビルド12400にアップグレードする場合:
    こちらより「ppmsigner_publickey.crt」をご取得ください。
  • ビルド12401以降のビルドにアップグレードする場合:
    こちらより「latest.crt」をご取得ください。

アップグレードに使用するサービスパックファイル名

アップグレードに使用するサービスパックファイル(ppm)は、以下の表をご参照ください。

現在のビルド番号 アップグレード後の
ビルド番号
アップグレードに使用するサービスパックファイル名
12500 ~ 12527 12570 ManageEngine_EventLog_Analyzer_12_5_7_SP-12_5_7_0.ppm
12400 ~ 12467 12506 ManageEngine_EventLog_Analyzer_12_5_0_SP-12_5_0_6.ppm
12303 ~ 12330 12401 ManageEngine_EventLog_Analyzer_12_3_0_SP-12_4_1.ppm
12201 ~ 12241 12308 ManageEngine_EventLog_Analyzer_12_2_0_SP-12_3_0_8.ppm
12100 ~ 12163 12210 ManageEngine_EventLog_Analyzer_12_1_0_SP-12_2_1_0.ppm
現在ご利用のビルド番号が「12500未満」の場合は「ビルド12570」にアップグレードするまで必ず複数回のアップグレードを実施してください。例えば、現在ご利用のビルドが「12241」の場合、「12241 → 12308 → 12401 → 12506 → 12570」のように複数回アップグレードしてください。途中のビルド(例:12401や12506)は、保守サポート対象外です。詳細は「複数回アップグレードを実施する場合の注意事項」をご参照ください。
  • 現在ご利用のビルド番号を確認する手順は、こちらのナレッジをご参照ください。
  • 現在ご利用のビルドが表内に記載されたビルドより古い場合、ManageEngine Communityよりお問い合わせください。

アップグレード手順

確認事項
  • 本手順はすべて管理者権限で実行してください。
  • アップグレードするためにはEventLog Analyzerを停止する必要があります。そのため、アップグレード中はEventLog Analyzer のログ収集も停止します。
    ※製品の停止期間に生成されたログの収集可否は、こちらのナレッジをご参照ください。
  • ビルド12235以降にアップグレードする場合、アップグレード手順内にて証明書(.crt)をインポートする必要があります。インポートする証明書の詳細は、こちらをご参照ください。
  • ビルド12500以降にアップグレードする場合、サービスパックを適用する前に以下の点をご確認ください。
    • ご利用環境が64bitであること。
    • Windowsサーバー上にEventLog Analyzerをインストールしている場合、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor\Autorun」または「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor\Autorun」のレジストリ値が存在しないこと。
    • 前回のアップグレードから製品が一度は起動していること。
    • 製品データベースとしてMSSQLを利用している場合は、アップグレード中にMSSQLサーバーが起動していること。

    アップグレード中(サービスパックを選択後)に上記に関するポップアップメッセージが表示された場合は、メッセージ内容を確認のうえ「はい(Y)」をクリックし、アップグレードを進めてください。

  • <ELA_HOME>は、EventLog Analyzer をインストールしたホームディレクトリーです。
    ※デフォルトパスは以下のとおりです。

    ビルド12235以降のビルドをインストールした場合

    • Windows版:C:\Program Files\ManageEngine\EventLog Analyzer
    • Linux版:/opt/ManageEngine/EventLog

    ビルド12218以前のビルドをインストールした場合

    • Windows版:C:\ManageEngine\EventLog Analyzer
    • Linux版:/opt/ManageEngine/EventLog
  • アップグレードが失敗した場合、手順を直ちに終了してください。アップグレード失敗のエラー画面のスクリーンショットと製品ログ(<ELA_HOME>\logsフォルダー)とともに、ManageEngine Communityよりお問い合わせください。
  • エージェントを使用したログ収集を実施している場合、エージェントのアップグレードが必要となる場合があります。
    詳細は、こちらのナレッジ内の「エージェントアップグレードの必要性」をご参照ください。
複数回アップグレードを実施する場合の注意事項

現在ご利用のビルドによっては、最新ビルドまでアップグレードするために複数回アップグレードを実施する必要があります。
例えば、ビルド12241からビルド12570までアップグレードする場合、「12241 → 12308 → 12401 → 12506 → 12570」のように複数回アップグレードを実施する必要があります。
以下、複数回アップグレードを実施する場合の注意事項をご確認ください。

  • 各アップグレードが完了する毎に、一度製品を起動してください。製品にログインして製品が正常に起動していることを確認後、次のアップグレードを実行してください。
  • ビルド12210、12308、12401、12506は利用せず、必ず以降のビルドまでアップグレードしてください。
    ※ビルド12210、12308、12401、12506はサポート対象外です
  • 複数回にわたるアップグレード実施となるため、アップグレード完了までにある程度の時間を要します。
手順
アップグレード手順を実施する前に、以下の「確認事項」および「複数回アップグレードを実施する場合の注意事項」を必ずご確認ください。
Linux版をご利用でCLIからアップグレードを実施する場合は、こちらのナレッジをご参照ください。
Distributed Editionをご利用の場合は、こちらのナレッジをご参照ください。
  1. EventLog Analyzerのサービス/アプリケーションを停止します。
    EventLog Analyzerサーバー上でLog360が起動している場合、Log360のサービス/アプリケーションも停止します。
  2. 以下のプロセスが起動していないことを確認します。起動している場合は停止します。
    ※プロセスの確認方法と停止方法の詳細は、こちらのナレッジをご参照ください。

    Windowsの場合

    • postgres.exe(ビルド8000以前から利用されている場合はmysql-nt.exe)
    • java.exe
    • SysEvtCol.exe
    • wrapper.exe(サービスとして起動している場合)

    Linuxの場合

    • postgres(ビルド8000以前から利用されている場合はmysqld)
    • java
    • SysEvtCol
    • Wrapper(デーモンとして起動している場合)
  3. EventLog Analyzerサーバー上でLog360が起動している場合、Log360のプロセスも停止します。
    プロセスが起動していないか確認するためには、タスクマネージャーを起動 → [詳細]タブ → 列の選択より[イメージパス名]を追加し、イメージパス名の値が該当フォルダー下を示すプロセスが起動してしないことをご確認ください。存在する場合は終了してください。

    以下3つのフォルダー下を示すプロセスが起動してしないことをご確認ください。

    • <ManageEngineインストールフォルダー>\elasticsearch
    • <ManageEngineインストールフォルダー>\EventLog Analyzer
    • <ManageEngineインストールフォルダー>\Log360

  4. 製品フォルダー(ManageEngineフォルダー)を異なるディレクトリーにコピー&ペーストすることで、バックアップを取得します。
    ※デフォルトパスは以下のとおりです。

    ビルド12235以降のビルドをインストールした場合

    • Windows版:C:\Program Files\ManageEngine
    • Linux版:/opt/ManageEngine

    ビルド12218以前のビルドをインストールした場合

    • Windows版:C:\ManageEngine
    • Linux版:/opt/ManageEngine

    ※EventLog Analyzerが仮想環境にインストールされている場合、スナップショット取得でも代替可能です。

  5. 以下の手順でUpdateManagerウィザードを起動します。

    Windowsの場合

    5-1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動

    5-2. <ELA_HOME>\binに移動

    5-3.「UpdateManager.bat」を実行

    Linux(GUI)の場合

    5-1. 管理者権限でターミナルを起動

    5-2. <ELA_HOME>/binに移動

    5-3.「UpdateManager.sh」を実行

  6. [Browse]ボタンをクリック後、ダウンロードしたサービスパックファイル(ppmファイル)を選択します。
    ※サービスパックファイル名はアップグレード毎に異なります。

    サービスパック適用前の確認事項(Update Manager Information)やSNMPトラップに関するポップアップが表示された場合は、メッセージ内容を確認後、[はい(Y)]または[OK]をクリックしてください。

  7. サービスパックファイルを選択後、[Install]ボタンをクリックします。
    証明書のインポートに関するウィザードが表示された場合は、こちらより取得した証明書(.crt)をインポートしてください。
  8. インストール完了を示すメッセージを確認後、[Close]ボタンをクリックします。
  9. [Exit]ボタンをクリックします。
  10. EventLog Analyzerを起動します。
  11. EventLog Analyzerにログイン後、画面右上の[?] → [詳細]をクリックし、「ビルド番号」が更新されていることを確認します。
    UI画面が適切に表示されない場合は、以下の3点をお試しください。

    • ブラウザのキャッシュおよびクッキー削除
    • シークレットモードの利用
    • ページのハードリフレッシュ

以上です。