EventLog Analyzer ナレッジベース

CLIを利用したサービスパックの適用方法


Linux環境でGUIコンソールが使用できない場合は、以下の手順でCLIを利用してサービスパックを適用することが可能です。

本手順を実施する前に、こちらのナレッジ内の「確認事項」および「複数回アップグレードを実施する場合の注意事項」を必ずご確認ください。

手順

  1. EventLog Analyzerのサービス/アプリケーションを停止します。
    停止後、以下のプロセスが起動していないことを必ずご確認ください。
    ※プロセスの確認方法と停止方法の詳細は、こちらのナレッジをご参照ください。

    • postgres(ビルド8000以前から利用されている場合はmysqld)
    • java
    • SysEvtCol
    • Wrapper(デーモンとして起動している場合)
  2. 製品フォルダー(ManageEngineフォルダー)を異なるディレクトリーにコピー&ペーストすることで、バックアップを取得します。
    ※デフォルトパスは、「/opt/ManageEngine」です。
    ※EventLog Analyzerが仮想環境にインストールされている場合、スナップショット取得でも代替可能です。
  3. 「<ELA_HOME>/bin」に移動します。
  4. 以下のコマンドを実行します。

     # ./UpdateManager.sh -c

  5. 以下のメッセージが表示されます。

    EventLog Analyzer is not running. Continue to apply the service pack.
     
    Press i to Install

    c to Import Certificate

    v to View installed ServicePack versions

    e to Exit

    Choose an Option:

  6. ビルド12235以上へアップグレードする場合、証明書のインストールが必要なため、「c」を入力後、ダウンロードした証明書の保存先パスを指定します。証明書を未取得の場合は、こちらより取得してください。証明書をインストールした場合、再度同様のメッセージが表示されるので「i」と入力します。「i」を入力後、サービスパックの保存先パスを指定します。
     
    既にビルド12235以上へアップグレードした場合またはビルド12235未満へアップグレードする場合、証明書のインストールは不要なため、「i」を入力してください。「i」を入力後、サービスパックの保存先パスを指定します。

    「i」を入力後、「Keystore file not found. Kindly Import Certificate before apply」と表示される場合は、証明書のインポートを実施してください。
    また、「v」を入力するとインストール済みのサービスパックを確認することが可能です。

    ※以下、証明書およびサービスパックの保存先を「/var/tmp」とした場合の入力例を記載します。

    EventLog Analyzer is not running. Continue to apply the service pack.
     
    Press i to Install

    c to Import Certificate

    v to View installed ServicePack versions

    e to Exit

    Choose an Option:c
     
    Enter the certificate file to import : /var/tmp/ppmsigner_publickey.crt
    The selected certificate is imported successfully.
     
    Press i to Install

    c to Import Certificate

    v to View installed ServicePack versions

    e to Exit

    Choose an Option:i
     
    Enter the patch file to install:/var/tmp/<該当サービスパックファイル名>.ppm

  7. サービスパックのインストールが開始されます。インストール終了後、以下のメッセージを確認します。

    Service Pack installed successfully

    以下のメッセージが表示された場合は、「n」を入力してUpdateManagerを終了します。

    Do you want to continue ?
    Yes(y) No(n) n

  8. EventLog Analyzerを起動します。
  9. EventLog Analyzerにログイン後、画面右上の[?] → [詳細]をクリックし、「ビルド番号」が更新されていることを確認します。
    UI画面が適切に表示されない場合は、以下の3点をお試しください。

    • ブラウザのキャッシュおよびクッキー削除
    • シークレットモードの利用
    • ハードリフレッシュ

以上です。