CLIを利用したサービスパックの適用方法
作成日:2017年7月3日 | 更新日:2024年9月12日
Linux環境でGUIコンソールが使用できない場合は、以下の手順でCLIを利用してサービスパックを適用することが可能です。
手順
- EventLog Analyzerのサービス/アプリケーションを停止します。
停止後、以下のプロセスが起動していないことを必ずご確認ください。
※プロセスの確認方法と停止方法の詳細は、こちらのナレッジをご参照ください。- postgres(ビルド8000以前から利用されている場合はmysqld)
- java
- SysEvtCol
- Wrapper(デーモンとして起動している場合)
- 製品フォルダー(ManageEngineフォルダー)を異なるディレクトリーにコピー&ペーストすることで、バックアップを取得します。
※デフォルトパスは、「/opt/ManageEngine」です。
※EventLog Analyzerが仮想環境にインストールされている場合、スナップショット取得でも代替可能です。 - 「<ELA_HOME>/bin」に移動します。
- 以下のコマンドを実行します。
# ./UpdateManager.sh -c
- 以下のメッセージが表示されます。
EventLog Analyzer is not running. Continue to apply the service pack.
Press i to Installc to Import Certificate
v to View installed ServicePack versions
e to Exit
Choose an Option:
- ビルド12235以上へアップグレードする場合、証明書のインポートが必要なため、「c」を入力後、ダウンロードした証明書の保存先パスを指定します。証明書を未取得の場合は、こちらのナレッジ内の「アップグレード時にインポートする証明書の取得方法」より取得してください。証明書をインポートした場合、再度同様のメッセージが表示されるので「i」と入力します。「i」を入力後、サービスパックの保存先パスを指定します。
ビルド12235未満へアップグレードする場合または既に必要な証明書がインポートされている場合、証明書のインポートは不要なため、「i」を入力してください。「i」を入力後、サービスパックの保存先パスを指定します。「i」を入力後、「Keystore file not found. Kindly Import Certificate before apply」と表示される場合は、証明書のインポートを実施してください。
また、「v」を入力するとインストール済みのサービスパックを確認することが可能です。※以下、証明書およびサービスパックの保存先を「/var/tmp」とした場合の入力例を記載します。
EventLog Analyzer is not running. Continue to apply the service pack.
Press i to Installc to Import Certificate
v to View installed ServicePack versions
e to Exit
Choose an Option:c
Enter the certificate file to import : /var/tmp/<ppmsigner_publickeyまたはlatest>.crt
The selected certificate is imported successfully.
Press i to Installc to Import Certificate
v to View installed ServicePack versions
e to Exit
Choose an Option:i
Enter the patch file to install:/var/tmp/<該当サービスパックファイル名>.ppm - サービスパックのインストールが開始されます。インストール終了後、以下のメッセージを確認します。
Service Pack installed successfully
以下のメッセージが表示された場合は、「n」を入力してUpdateManagerを終了します。Do you want to continue ?
Yes(y) No(n) n - EventLog Analyzerを起動します。
- EventLog Analyzerにログイン後、画面右上の[?] → [詳細]をクリックし、「ビルド番号」が更新されていることを確認します。
UI画面が適切に表示されない場合は、以下の3点をお試しください。
- ブラウザのキャッシュおよびクッキー削除
- シークレットモードの利用
- ハードリフレッシュ
以上です。