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資産の棚卸しに関するおすすめの活用方法


動作確認日:2025年3月25日

対象のEdition:Enterprise Edition

概要

資産の棚卸しに関するおすすめの活用方法についてご案内します。

本ナレッジで想定している組織の運用

部署が所有する資産の情報をServiceDesk Plusから各部署の棚卸し担当者へ定期的に送信し、棚卸しを行う。
棚卸しの完了後、ServiceDesk Plus Cloudを使用して情報システム部へ結果を報告する。

目次

使用する機能

レポート機能:ServiceDesk Plus Cloudに保存されている情報をレポートとして出力できます。

サービス要求:ITサービスに関する「サポート・調達・情報・ドキュメント」の提供を求めるユーザーからのリクエスト(依頼)を指し、サービスの要求からクローズまでを一元管理できます。

上記の機能により、資産の棚卸し担当者への棚卸し依頼/資産情報の共有から、その結果の報告までを一元管理することができます。

業務フロー

レポート機能/サービス要求を使用した簡単な業務フローは以下のとおりです。

  1. ServiceDesk Plus Cloudから各部署の資産の棚卸し担当者に資産情報を出力したレポートを送信します。
  2. 各部署の資産の棚卸し担当者がレポートを基に資産の棚卸しを行います。
  3. 棚卸しの完了後、情報システム部へ棚卸し結果を報告します。
  4. その結果を基にServiceDesk Plus Cloudの資産情報を更新します。

設定

上記の業務フローのとおりに運用するには以下の設定を行います。

レポートの作成

  1. [レポート]→[新規カスタムレポート]をクリックします。
  2. 「レポート名」を入力し、「タイプ」で「テーブルレポート」、「モジュール」で「資産」を選択し、[レポートウィザードに進む>>]をクリックします。
  3. 「①表示するカラムの選択」で必要なカラムを選択します。
  4. 「②フィルターオプション」の「拡張フィルタリング」の「カラムの選択」で「部署」、「基準の選択」で「is」を選択し、特定の部署を指定します。
  5. 必要に応じて「③グループ化するカラムを選択」でグループ化するカラムなどを設定します。
  6. [レポート作成]をクリックします。
  7. 表示されたレポート出力ページ上部にある[レポートの保存]をクリックし、必要な項目を入力して保存します。

詳細は、「カスタムレポート」をご覧ください。

スケジュールレポートの作成

  1. 上記の「レポートの作成」手順で作成したレポートを開きます。
  2. 上部に表示される[スケジュール]をクリックします。
  3. レポートの「フォーマット」を指定して、「宛先」、「件名」、「メッセージ」を入力します。
  4. 「スケジュールタイプの選択」でスケジュールを指定します。
  5. [スケジュール]をクリックします。

詳細は、「スケジュールレポート」をご覧ください。

資産の棚卸し完了用サービス要求テンプレートの作成

  1. [管理]→[テンプレート&フォーム]→[サービスカテゴリ]をクリックします。
  2. [新規サービスカテゴリの追加]をクリックして新しいサービスカテゴリを追加するか、既存のサービスカテゴリを選択します。
  3. [新規サービステンプレート]をクリックして、資産の棚卸し完了用テンプレートを作成します。
  4. 必要に応じて「ドラッグ&ドロップフィールド」からフィールドをテンプレートに挿入します。

詳細は、「サービス要求テンプレートの設定」をご覧ください。

具体例

詳細な業務フローは以下のとおりです。一例ですので、組織の運用に応じてフロー等をご変更ください。

  1. ServiceDesk Plus Cloudから部署の資産の棚卸し担当者に資産情報を出力したレポートが自動で送信されます。
  2. 各部署の資産の棚卸し担当者がレポートを確認し、その情報を基に期限までに資産の棚卸しを行います。
  3. 棚卸しの完了後、「資産の棚卸し完了用サービス要求テンプレート」を使用して情報システム部へ棚卸結果を報告します。
  4. 情報システム部の技術担当者にて、資産の棚卸し結果が記載されたファイルを基に、ServiceDesk Plus Cloud上の資産情報の更新など必要に応じたアクションを行います。