インベントリ管理の実施方法
確認ビルド: Desktop Central 10.1.2137.11、Endpoint Central 11.3.2400.33
インベントリ管理
このナレッジでは、インベントリ管理の実施方法ついて説明しています。
Endpoint Centralでは、管理対象のPCにおいてインベントリスキャンを実行することによって、管理対象のハードウェア情報やソフトウェア情報を収集します。
取得した情報をもとに、ライセンス管理や、インベントリ情報の変更履歴(アラート)、指定したソフトウェアの各ユーザーによる使用時間を計測できます。また各情報はレポートとして出力可能です。連携機能を活用することで、取得したインベントリ情報をITSMツールであるServiceDesk Plusに共有することもできます。
指定したアプリケーション/実行ファイルをブロックする設定や、指定したイベントが発生した場合に管理者へメールアラート、(一部SMSアラートや、Endpoint Centralモバイルアプリへのアラートにも対応)を送信する設定も利用できます。
- 禁止ソフトウェア
- 実行ファイルのブロック
- メールアラート設定
- SMSアラートの設定
- ManageEngineアプリの設定(準備中、英語のみ対応です)
ManageEngine ServiceDesk Plusとの連携で、IT資産管理をスムーズに実施可能です。
詳細につきましては、こちらの「IT資産管理を今日からはじめられる簡単ツール2選」をご覧ください。連携の方法はServiceDesk Plus(オンプレミス版) / ServiceDesk Plus Cloudとの連携をご覧ください。
なお、ServiceDesk Plus 11.3 以降では、Endpoint Centralエージェントを使用してスキャンを実行するようになりました。詳細はServiceDesk Plusのドキュメントをご覧ください。
インベントリ管理を行う前提条件
Endpoint Centralを用いてインベントリ管理(IT資産管理)を始めるには、次の条件を満たす必要があります。
(インベントリスキャンを実行すればデフォルトの設定のままで管理可能ですが、何らかの問題があった際にご確認ください)
- 対象PCにおいて、インベントリスキャン(資産スキャン)を1回以上実行している
- (Windows コンピューターの場合)WMIサービスが起動されており、かつDCOM設定が有効化されている
詳細はインベントリスキャンのナレッジをご覧ください。
インベントリスキャンで取得可能な情報
Windowsコンピューターに対してインベントリスキャンを実行することで、以下のような情報を把握します。
コンピューター単位で確認可能な項目(例)
カテゴリー | 項目 |
---|---|
OS情報 | OS名 OSバージョン、ビルド番号 プロダクトID プロダクトキー サービス一覧 ユーザーステータス、ユーザー一覧 グループ一覧 ドライバー一覧 共有フォルダー一覧 |
ハードウェア |
メーカー モデル タイプ(ノートPC/デスクトップ など) 搭載メモリ(搭載物理メモリ、メモリの上限、空きスロット数) 搭載CPU(CPU名、メーカー名、クロック数、ソケット) シリアル番号 BIOS その他の詳細情報 グラフィックコントローラー(モデル、アダプター互換性、RAM など) ハードディスク(モデル、メーカー、シリアル番号、パーティション、容量、空き容量 など) マザーボード(メーカー,シリアル番号 など) NIC(メーカー、MACアドレス、IPアドレス など) 設定されているプリンター(名称、ポート名、メーカー など) |
ソフトウェア |
インストール済みソフトウェア一覧 商用ソフトウェア一覧 その他の詳細情報 デスクトップアプリケーション一覧(名称,バージョン,32/64bit対応,ベンダー,エージェントによる検出時刻 など) Microsoftストアアプリ一覧(名称,バージョン,32/64bit対応,ベンダー,エージェントによる検出時刻 など) 使用時間計測中のアプリケーション一覧 |
システム情報 |
ユーザー一覧 グループ一覧 ドライバー一覧 共有されているフォルダー一覧 証明書 セキュリティ状況(BitLockerステータス,アンチウイルスステータス,ファイアウォールステータス など) ユーザーのログイン履歴 ファイルのカテゴリごとのディスク使用容量 |
など
OSによって取得可能な情報には差異があります。詳細はお問い合わせください。
カテゴリー単位で確認可能な項目
管理対象PCをフィルタリングして表示できます。詳細はインベントリレポートをご確認ください。
インベントリ情報の追加/編集方法
インベントリ管理において、カラムを追加することが可能です。
カスタムフィールドの利用方法