複製ポリシー
作成日:2021年3月31日 | 更新日:2022年6月28日
この記事では、複製ポリシーの概要および設定方法について説明しています。
複製ポリシー
複製ポリシーとは
複製ポリシーは、Endpoint Central Cloud と各リモートオフィスの通信について制限するポリシーです。リモートオフィスを設定する場合、かならず複製ポリシーを一つ選択する必要があります。
複製ポリシーでは、以下の項目を指定します。
- ポリシー名/説明: 複製ポリシーは複数作成可能なため、ポリシーの名前を設定します。必要に応じて説明を追加します。
- データ転送率: リモートオフィスの配信サーバー(配信サーバーのないリモートオフィスの場合はエージェント)と Endpoint Central Cloud の通信について、データ転送率を指定します。
データ転送率を制限することで、帯域幅が限られたリモートオフィスに対して、Endpoint Central Cloud が使用する帯域幅を制限できます。
ただし、帯域幅や複製する時間帯を過少に制限すると、リモートオフィスへの構成の複製に失敗する可能性があります。
- レプリケーション間隔: 配信サーバーが Endpoint Central Cloud にアクセスする間隔を指定します。
配信サーバーは Endpoint Central Cloud に定期的にアクセスし、コンソール画面で作成されたパッチ・ソフトウェア・各種構成の情報を取得します。
「レプリケーション間隔」は、特段の必要のない限り、デフォルトの2分間隔のままで問題ありません。
レプリケーション間隔は、配信サーバーと Endpoint Central Cloud との通信に対して適用され、配信サーバーの設置されないリモートオフィス(=ローミングユーザー)に対しては適用されません。ローミングユーザーとなるエージェントは、リフレッシュサイクルの仕様にもとづき Endpoint Central Cloud に定期的にアクセスします。
レプリケーション間隔は、配信サーバーと Endpoint Central Cloud との通信に対して適用され、配信サーバーの設置されないリモートオフィス(=ローミングユーザー)に対しては適用されません。ローミングユーザーとなるエージェントは、リフレッシュサイクルの仕様にもとづき Endpoint Central Cloud に定期的にアクセスします。
複製ポリシーの作成・変更方法
複製ポリシーを新規に作成する手順は以下の通りです。
- エージェントタブ > SoM設定 > 複製ポリシー をクリックして開きます。
- [+ ポリシーの作成]をクリックします。
- ポリシーの名前を入力し、必要に応じて説明を追加します。
- データ転送率、レプリケーション間隔を指定します。
- 「保存」をクリックします。
以上で、複製ポリシーを作成できます。また、作成済みの複製ポリシーを編集したい場合は、エージェントタブ > SoM設定 > 複製ポリシー > アクション列 > 編集 から編集できます。
または、リモートオフィスの作成手順において、「ポリシーの作成」をクリックすることでも、複製ポリシーを新規に作成できます。
- エージェントタブ > SoM設定 > 管理対象 > 「リモートオフィス」タブ を開きます。
- [リモートオフィスの追加]をクリックして、リモートオフィスの新規作成画面を開きます。
- リモートオフィスの設定を進めていき、「複製ポリシー」において、複製ポリシーを作成をクリックします。
詳細な配信サーバーのインストール(=リモートオフィスの作成)手順はこちらをご覧ください。
リモートオフィスへの複製ポリシーの割り当て方法
- (A) リモートオフィスを新規に作成する場合
リモートオフィスの作成手順において、「ポリシーの作成」をクリックすることでも、複製ポリシーを新規に作成できます。詳細なリモートオフィスの作成手順は配信サーバーのインストールをご覧ください。
- (B) 既存のリモートオフィスに対して、複製ポリシーを変更する場合
変更手順は以下の通りです。- エージェントタブ > SoM設定 > 管理対象 > 「リモートオフィス」タブ を開きます。
- 複製ポリシー列 に、そのリモートオフィスに対して割り当てられた複製ポリシーが表示されます。
- アクション列 > Modify からリモートオフィスの設定を編集できます。「複製ポリシー」の項目を変更し、[保存]をクリックします。
作成された複製ポリシーがどのリモートオフィスに割り当てられているかは、エージェントタブ > SoM設定 > 複製ポリシー を開き、「関連するリモートオフィス」列から確認できます。
なお、既にリモートオフィスに対して割り当て済みの複製ポリシーを編集する場合、編集内容は割り当て済みのリモートオフィスに対しても適用されます。