Windows 10 21H2の配布方法
この記事では、Endpoint Central Cloudを使用して、管理対象Windows PCにFeature Update(機能更新プログラム) Windows 10 21H2 を配布する方法について説明しています。
Windows 10 21H2の配布方法
前提条件
- 配布対象のWindows 10コンピューターが、Endpoint Central Cloud と通信している(Endpoint Central Cloudコンソール画面上で、各PCアイコンが緑色に表示されている)ことを確認します。
- 配布対象のWindows 10コンピューターが、Windows 10 21H2のシステム要件を満たすことを確認します。
Windows 10 コンピュータの仕様とシステム要件を見つける方法(Microsoft社)
- パッチDB設定において「Feature Pack」が有効化されていることを確認します。
管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > Windows欄の「Microsoftパッチ」をクリックし、Feature Update にチェックを入れて[保存]をクリックします。
- パッチの拒否機能で、Feature Updateを拒否済みにしていないことを確認します。
パッチタブ > パッチの拒否 を開き、Feature Update関連のパッチが拒否設定されていないことを確認します。
配布手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合 (配信サーバー経由)の手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合 (直接通信)の手順の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (配信サーバー経由)の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)の手順の手順
- トラブルシューティング
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files (x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット:109103-Win10_21H2_Jp_enterprisex64.iso
日本語環境の32ビット: 109107-Win10_21H2_Jp_enterprisex32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードして配布を実行します。
- パッチの手動配布を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloud コンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:109108 - Feature Pack Update for Windows 10 21H2 Enterprise Edition (x86)
- パッチID:109104 - Feature Pack Update for Windows 10 21H2 Enterprise Edition (x64)
- パッチID:109113 - Feature Update via Windows 10 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x86)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合 - パッチID:109112 - Feature Update via Windows 10 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x64)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合
Windows 10 2004/20H2/21H1 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (直接通信)
直接通信エージェントに対してEnterprise Editionを配布するパッチが公開されています。
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudコンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 109100 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) Enterprise - November 2021 Update - Online Installer
- パッチID: 109113 - Feature Update Windows 10 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x86)
※Windows 10 2004/20H2/21H1 からアップグレードする場合 - パッチID: 109112 - Feature Update Windows 10 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x64)
※Windows 10 2004/20H2/21H1 からアップグレードする場合
Windows 10 2004/20H2/21H1 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターまたはこちらからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files (x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット:109101-Win10_21H2_Jpx64.iso
日本語環境の32ビット: 109105-Win10_21H2_Jpx32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードして配布を実行します。
- パッチの手動配布機能を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudにログインし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:109106 - Feature Pack Update for Windows 10 21H2 (x32)
- パッチID:109102 - Feature Pack Update for Windows 10 21H2 (x64)
- パッチID:109113 - Feature Update Windows 10, version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 -21H2) (x86)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合 - パッチID:109112 - Feature Update Windows 10, version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 -21H2) (x64)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合
Windows 10 2004,20H2,21H1 からのアップグレードにも関わらず欠落パッチに機能更新プログラムが何も表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudコンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:109100 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update - Online Installer
- パッチID:109112 - Feature Update Windows 10 version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x64)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合 - パッチID:109113 - Feature Update Windows 10 version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 - 21H2) (x86)
※Windows 10 2004,20H2,21H1からアップグレードする場合
Windows 10 2004,20H2,21H1 からのアップグレードにも関わらず欠落パッチに機能更新プログラムが何も表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
トラブルシューティング
Windows 10 Feature Update(FU, 機能更新プログラム)の更新に関して発生する問題は、以下のEndpoint Centralオンプレミス版のナレッジをご覧ください。
パッチ配布の失敗 - Windows 10 Feature Update適用に関するエラー
機能更新プログラムに関するナレッジ