ステータスが「実行準備完了」から変化しない
作成日:2021年9月8日 | 更新日:2023年12月5日
ステータスが「実行準備完了」から変化しない
ステータスが「実行準備完了」から変化しない原因として、次の理由が考えられます。
A. 構成が適用される90分ごとのリフレッシュサイクルが経過していない
リフレッシュサイクルとは、エージェントが Endpoint Central Cloud と通信する周期のことです。製品の仕様で、エージェントは90分ごとに1度 Endpoint Central Cloud と通信を行ないます。ユーザー/コンピューターに対する構成の適用は、以下のタイミングで実行されます。
- ユーザーに対する構成: ユーザーログオン時、ユーザーログオン後、もしくは90分間毎のリフレッシュタイムのいずれか早いタイミングにて適用されます。それまで、状態は「実行準備完了」から変わりません。
- コンピューターに対する構成は、システム起動時、システム起動後、もしくは90分毎のリフレッシュタイムのいずれか早いタイミングにて適用されます。それまで、状態は「実行準備完了」から変わりません。
または、エージェント側から可能な操作 > 構成の適用 を実施することで、構成の即時適用が可能です。なお、環境や構成の種類によっては数分~十数分程度かかる場合があります。
B. 対象に空のOUを選択している
対象として指定したOUにユーザー/コンピューターが含まれていない場合、状態は変更しません。対象として指定したOUに、その対象範囲内のユーザーとコンピューターが含まれていることを確認します。
C. ファイアウォール/プロキシが遮断している
管理対象から送信される状態更新メッセージをファイアウォールやプロキシが遮断している可能性があります。必要なドメイン・ポートの通信が許可されていることを確認します。必要に応じてエージェントのトラブルシューティングを実行します。
D. エージェントのバージョンが最新ではない
エージェントタブ > 管理対象 から、エージェントのバージョンが最新であるか確認できます。最新でない場合、エージェントのアップグレード完了を待つ必要があります。
E. 配信サーバーが構成データを同期していない
コンピューターがリモートオフィスに設置され、配信サーバーを使用している場合、エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィスタブよりDS状態を確認します。状態が緑色であれば、正常に稼働しています。
F. クライアントマシンに Endpoint Central Cloud エージェントが存在しない
Endpoint Central Cloud エージェントが、対象範囲内のすべてのコンピューターにインストールされていない可能性があります。
エージェントタブ > 管理対象 > PC をクリックし、エージェントのインストール状態を確認します。
エージェントが見つからなかった場合、管理対象PCにエージェントをインストールします。コンピューターがリモートロケーションにあり配信サーバーを使用している場合、エージェントが適切な配信サーバーと接続しているか確認します。