Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

パッチ/ソフトウェア配布時の帯域消費を抑制するには、どうすればよいでしょうか。


質問

Endpoint Centralオンプレミス版を使用して、パッチ配布時やソフトウェア配布時の帯域消費を抑制するには、どうすればよいでしょうか。

回答

Endpoint Centralオンプレミス版では、配布時の負荷を低減する仕組みを備えています。手動配布や自動配布において、これらの機能が自動的に働き、ネットワーク負荷を抑制します。

  • リフレッシュサイクル: エージェントへの配布のタイミングをずらすことで、急激な負荷上昇を防ぎます。
     
  • 配信サーバー: 管理対象が多い場合や、回線の帯域が制限されている拠点などの場合に配信サーバー設置することで、Endpoint Centralサーバーが直接配布するエージェントの台数を減らし、ネットワークへの負荷を低減します。
     
  • 複製ポリシー: 各リモートオフィスとの通信で使用する帯域を制限することができます。なお、実際に適用される範囲についてはこちらをご覧ください。
     
  • 直接ダウンロード機能: VPN接続しているエージェントを自動的に検出し、パッチファイルをエージェントが直接ダウンロードするよう切り替えます。パッチファイルがVPN経由ではなくなるため、VPN帯域の消費が抑制されます。
     
  • パッチダウンロード設定: Endpoint Central サーバーがパッチをダウンロードする時間帯を制限します。(必要に応じて、欠落パッチとして検出されたパッチをすべてダウンロードしておくことも可能です)。ネットワークが混雑する時間帯を避けてパッチをダウンロードすることで、負荷を低減します。
     
  • : Endpoint Centralサーバーの送信帯域幅を制限します(Endpoint Central 11.2.2325.1以降)。なお、Endpoint Centralサーバーと直接通信するエージェントや配信サーバーの合計台数が200台以上の場合にのみ必要に応じて設定し、それ以下の環境では設定しないことを推奨します。
上記の対応でも帯域の負荷が高い(帯域幅の消費が大きい)場合、一度に配布するパッチ/ソフトウェアの数や、配布対象の台数を減らす運用を提案します。
例えば、パッチ10個を手動配布で500台に配布する場合、パッチを5つずつ配布対象コンピューター250台に配布し、配布時間帯が重複しないように指定します。
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