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Windows 11 25H2 の適用方法(Feature Update)


この記事では Endpoint Central Cloud を使用して Windows 11 25H2(Windows 11, version 25H2)を適用する方法を説明しています。

Windows 11 25H2 (Feature Update to Windows 11, version 25H2)の適用


前提条件
  • パッチDBの設定において、Feature Packs にチェックが入っている
    [パッチ管理]タブ → [設定] → [パッチDBの設定] → 「管理するパッチの種類を選択する」 → 「Windows」 において、「Feature Packs」が選択されていることを確認します。
  • Windows 11 のシステム要件を満たしている (Windows 10 に対してアップデートを適用する場合)
    Windows 10 からのアップグレードの場合、配布対象が Windows 11 のシステム要件を満たしていることを確認します。必要に応じて、Microsoft社のシステム要件ページを確認してください。
  • パッチの拒否設定において、Feature Update を拒否済みに設定していない
    パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは「欠落パッチ」に表示されないため、後述の手順では「サポート済みパッチ」の中から検索する必要があります。

 


Feature Update(機能更新プログラム)の適用手順(イネーブルメントパッケージを配布する方法)

以下2つの条件の両方を満たしている端末は、「イネーブルメントパッケージ」と呼ばれる軽量なパッチ(KB5054156)が利用可能です。

  • Windows 11 24H2を実行中である
  • 累積更新プログラム「KB5064081」またはそれ以降にリリースされた累積更新プログラムが適用済みである
    • 「KB5064081」は2025年8月29日にリリースされた累積更新プログラムです。
      (Endpoint Central Cloud では、パッチID「112664」および「112665」が相当します。)
    • 上記の累積更新プログラム(KB5064081)、または、それよりも後にリリースされた累積更新プログラム(Cumulative Update)の中から、任意の1つを適用しておきます(セキュリティ向上のため、特に事情が無ければ最も新しい累積更新プログラムを適用することをお勧めします)。

 
上記2つの条件を満たす端末に対して、以下のパッチ( イネーブルメントパッケージ / Enablement Package )を配布することにより、当該端末は Windows 11 25H2 へアップデートされます。

パッチID: 112754     Feature Update via Windows 11, version 25H2 Enablement Package (24H2 - 25H2) (x64)

 


Feature Update(機能更新プログラム)の適用手順(イネーブルメントパッケージを使用しない方法)
1. 依存パッチのダウンロード

以下の方法を実行します。

  1. 「Microsoft 365 管理センター」または「Windows 11 のダウンロード」にアクセスし、ISOファイルを取得します。
  2. Endpoint Central Cloud のコンソール画面を開きます。
     
  3. [パッチ管理]タブ(または[脅威/パッチ]タブ)→ [パッチ] → [ダウンロード済みパッチ] を開き、パッチのアップロード の方法により、ISOファイルをアップロードします。
    アップロードする際には、同一のパッチIDに対して「言語」欄が「英語」となっているものと「日本語」となっているものがあるため注意します。
    • 対象端末のOSがWindowsの Enterprise Edition の場合、

      パッチID: 112734     Dependency Patch for Windows 11 (25H2) Enterprise (x64) (Manual Upload Required)

      を選択し、アップロードを行います。

    • WindowsのEnterprise Edition 以外の場合、

      パッチID: 112733     Dependency Patch for Windows 11 (25H2) (x64) (Manual Upload Required)

      を選択し、アップロードを行います。

  4. 複数の言語のOSに対して機能更新プログラムを配布する場合、各言語のISOファイルをそれぞれダウンロードし、同様の手順を実行してアップロードします。
     
  5. 以上によりISOファイルのアップロードを完了させると、Feature Update(機能更新プログラム)の本体のパッチを配布することが可能な状態になります。(特に Windows 11 (25H2未適用)の端末について、Windows 11 25H2 がEndpoint Central Cloud のコンソール画面上において「欠落パッチ」として表示されるようになります)。以下の配布の手順に進み、本体のパッチを配布します。
2. Feature Update の配布

Windows 11 25H2 (Feature update)を配布します。通常のパッチと同様に、手動配布または自動配布を実行します。
(※ なお、Feature Updateは、UIが変更されるなどエンドユーザーへの影響が大きいため、手動配布の利用を推奨します。)

Windows 10 から Windows 11 へのアップグレードの場合、セルフサービスポータル(SSP)による配布はご利用いただけません
  • 手動配布の場合
    • Windows 11 (25H2未適用)の端末に対して Windows 11 25H2 を適用する場合
      「パッチ管理」タブ →「パッチ」→「欠落パッチ」から以下のパッチを検索し、配布します。

      • パッチID: 112730     Feature Pack Update for Windows 11 (25H2) Enterprise (x64) (Windows 11 to Windows 11)
      • パッチID: 112729     Feature Pack Update for Windows 11 (25H2) (x64) (Windows 11 to Windows 11)

      Enterprise Edition の場合はパッチID: 112730 を、その他のEditionの場合はパッチID: 112729 を利用します。

    • Windows 10 の端末に対して Windows 11 25H2 を適用する場合
    • 「パッチ管理」タブ →「パッチ」→「サポート済みパッチ」から以下のパッチを検索し、配布します。

      • パッチID: 112732     Feature Pack Update for Windows 11 (25H2) Enterprise (x64) (Windows 10 to Windows 11) (Deployment-Only)
      • パッチID: 112731     Feature Pack Update for Windows 11 (25H2) (x64) (Windows 10 to Windows 11) (Deployment-Only)

      Enterprise Edition の場合はパッチID: 112732 を、その他のEditionの場合はパッチID: 112731 を利用します。

     

  • 自動配布の場合(Windows 10からのアップグレードの場合はご利用いただけない場合があります)
    1. [パッチ管理]タブ → [配布] → [パッチ配布の自動化]を開きます。
    2. [タスクの作成] → [Windows] をクリックし、「アプリケーションを選択する」→「Microsoft」において「Feature Packs」にチェックを入れます。
    3. その他の項目を入力し、自動配布タスクを構成します。

 

この記事は、こちら の記事(英語)を参考に作成されています。