Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

ServiceDesk Plus(オンプレミス版)/ServiceDesk Plus Cloudとの連携


この記事では、Endpoint Central(オンプレミス版)とManageEngine ServiceDesk Plus(オンプレミス版)または ManageEngine ServiceDesk Plus Cloud との連携で使用可能な機能や、連携手順について説明しています。
他の製品やサービスとの連携については、こちらのナレッジをご覧ください。

ManageEngine ServiceDesk Plus(オンプレミス版)との連携

ManageEngineシリーズの統合エンドポイント管理製品であるEndpoint Central(オンプレミス版)と、ServiceDesk Plusの連携について説明します。ServiceDesk Plusはヘルプデスクツールであり、Endpoint Centralと連携することで、以下の機能が使用可能になります。


ServiceDesk Plusとの連携で使用できる主な機能
  • 1. インベントリ情報の包括的な把握(IT資産管理、ITAM)
    幅広い資産管理に対応した ServiceDesk Plus と、コンピューターやモバイルデバイスの資産情報を取得/変更できる Endpoint Central を連携することで、IT資産管理(ITAM)を効率化します。Endpoint Centralエージェントが取得した詳細なインベントリ情報をServiceDesk PlusのCMDBに自動的に統合します。
    ServiceDesk Plus 11.3以降では仕様が変更され、Endpoint Centralエージェントを使用してエージェントスキャンを実行するようになりました。詳細はServiceDesk Plusアドミンガイドをご覧ください。

    • (例 1)ServiceDesk Plusの資産画面に、Endpoint Centralで取得した情報を自動的に追加して表示
    • (例 2)ServiceDesk Plusの資産と Endpoint Centralで検出した欠落パッチを紐づけて管理し、セキュリティ上の問題点を即座に修正
  • 2. ServiceDesk Plus上でリクエスト対応が完結
    ファイル転送遠隔操作・チャットソフトウェア配布機能など、様々なEndpoint Centralの機能がServiceDesk Plus上から実行可能になります。ヘルプデスクで受信したリクエストへの対応が、一つの画面で完結できます。リモートトラブルシューティングで、リクエスト対応の効率化や解決時間の短縮などのメリットがあります。

    • (例 1)リクエストに応じて、ソフトウェアを遠隔インストール
    • (例 2)各チケットからリモート制御機能を起動し、遠隔トラブルシューティング
  • 3. ヘルプデスクのリクエストを手軽に作成
    通知領域のEndpoint Centralエージェントアイコンからチケット作成が可能になります。詳細はエージェント側から可能な操作をご覧ください。
     
  • 4. 構成テンプレートをServiceDesk Plus上に公開
    Endpoint Centralで作成した構成テンプレートを共有し、ServiceDesk Plus上から利用可能になります。頻繁に発生する問題への対応方法をテンプレート化しておくことで、迅速な解決が可能になります。
     
  • 5. リクエストをインベントリアラートとして通知
    ServiceDesk Plusのリクエストを、Endpoint Centralのインベントリアラートとして管理者に通知します。
Endpoint CentralとServiceDesk Plusを連携した場合の機能や効果については、こちらのページも合わせてご覧ください。

 


対応するビルド・バージョン

ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携に対応するビルド・バージョンについてはこちらをご確認ください。
 


ServiceDesk Plus-Endpoint Central 連携操作手順

ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携手順は、ServiceDesk Plusのナレッジをご覧ください。
その他の参考リンク:
Endpoint Central integration (Help desk admin guide)(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=bRuF4_uAM9I(英語)


ServiceDesk Plus-Endpoint Central 連携の解除操作手順

確認ビルド: Endpoint Central 10.1.2220.22 / ServiceDesk Plus 14205

  1. Endpoint Centralコンソール画面にAdministrator権限のあるユーザーとしてアクセスします。
  2. セルフサービスポータル機能を利用してソフトウェアパッケージを公開している場合は、レポートタブ > クエリレポート を開き、以下のクエリを実行します。

    SELECT DISTINCT SWPackageCollection.COLLECTION_ID AS "ID", Resource.NAME AS "Group Name" FROM SWPackageCollection INNER JOIN Collection ON SWPackageCollection.COLLECTION_ID=Collection.COLLECTION_ID INNER JOIN CollnToCustomerRel ON Collection.COLLECTION_ID=CollnToCustomerRel.COLLECTION_ID INNER JOIN FilterToCollection ON Collection.COLLECTION_ID=FilterToCollection.COLLECTION_ID INNER JOIN FilterToCustomGroupRel ON FilterToCollection.FILTER_ID=FilterToCustomGroupRel.FILTER_ID LEFT JOIN CustomGroup ON FilterToCustomGroupRel.GROUP_RESOURCE_ID=CustomGroup.RESOURCE_ID LEFT JOIN Resource ON FilterToCustomGroupRel.GROUP_RESOURCE_ID=Resource.RESOURCE_ID INNER JOIN DCUsersCollectionMapping ON Collection.COLLECTION_ID=DCUsersCollectionMapping.COLLECTION_ID inner join cfgdatatocollection cfg on cfg.collection_id=collection.collection_id inner join configdata cd on cd.config_data_id=cfg.config_data_id inner join SWPUBLISHPKGCONFIG swppc on swppc.config_data_id = cd.config_data_id and swppc.is_approval_required <>0 INNER JOIN AaaUser ON DCUsersCollectionMapping.DC_USER_ID=AaaUser.USER_ID INNER JOIN AaaUser ModifiedUser ON DCUsersCollectionMapping.LAST_MODIFIED_USER_ID=ModifiedUser.USER_ID

  3. 表示されたカスタムグループの名前をメモしておきます。
  4. 続いて、ソフトウェア配布タブ > 配布 > セルフサービスポータル を開き、先ほどメモした各カスタムグループのグループ名をクリックします。
  5. [パッケージを関連付ける]をクリックします。
  6. 右下の「インストール前に承認が必要(Windowsのみ)」の枠に含まれる各パッケージについて、「承認なしでインストール」または「利用可能なソフトウェア」の分類にドラッグ&ドロップします。
  7. [編集]をクリックして変更を保存します。
  8. この操作を、先ほどメモしたカスタムグループすべてに対して実行します。
  9. 管理タブ > 統合(連携化)> ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
  10. 右上の[削除]をクリックします。
  11. 「連携設定に次の変更を加えてもよろしいですか?」の確認画面が表示されたら、[はい、続行します]をクリックします。

    セルフサービスポータルに公開したパッケージの承認機能について
    セルフサービスポータルに公開したWindows向けソフトウェアパッケージの一部を承認制にする機能は、ServiceDesk Plusとの連携を必要とします。そのため、ServiceDesk Plusとの連携を解除するには、先にセルフサービスポータルで公開しているソフトウェアパッケージを「インストール前に承認が必要(Windowsのみ)」から「承認なしでインストール」(または公開を停止)に変更する必要があります。
    もし「インストール前に承認が必要(Windowsのみ)」に指定されているソフトウェアパッケージが残存している場合、以下のメッセージが表示され、連携が解除できません。
  12. しばらく待つと、連携が解除されます。再度 管理タブ > 連携 > ServiceDesk Plusの設定 を開くと、連携設定前の表示に戻っていることが確認できます。
  13. コンソール画面上部の「SDPへジャンプ」を非表示にするには、 管理タブ > 連携 > ServiceDesk Plusの設定 を開き、右上の「SDPリンクのジャンプを非表示」をクリックします。

以上の手順で、ServiceDesk Plus オンプレミス版とEndpoint Centralの連携が解除されます。

ManageEngine ServiceDesk Plus Cloudとの連携

ManageEngineシリーズの製品であるEndpoint Centralと、ServiceDesk Plus Cloudの連携について説明します。ServiceDesk Plusはヘルプデスクツールであり、Endpoint Centralと連携することで、以下の機能が使用可能になります。

ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携で使用できる主な機能
  • 1. インベントリ情報の包括的な把握(IT資産管理、ITAM)
    幅広い資産管理に対応した ServiceDesk Plus と、コンピューターやモバイルデバイスの資産情報を取得/変更できる Endpoint Central を連携することで、IT資産管理(ITAM)を効率化します。Endpoint Centralエージェントが取得した詳細なインベントリ情報をServiceDesk Plus CloudのCMDBに自動的に統合します。なお、資産データは PC起動時/ユーザーログイン時、スキャン実施時、リフレッシュサイクルにおいて取得されます。

    • (例)ServiceDesk Plusの資産画面に、Endpoint Centralで取得した情報を自動的に追加して表示
  • 2. 簡単なヘルプデスクのリクエスト作成
    Endpoint Centralエージェントアイコンからチケット作成が可能になります。詳細はエージェント側から可能な操作をご覧ください。
  • 3. リクエストをインベントリアラートとして通知
    ServiceDesk Plus Cloudのリクエストを、Endpoint Centralのインベントリアラートとして管理者に通知します。
Endpoint CentralとServiceDesk Plusを連携した場合の機能や効果については、こちらのページも合わせてご覧ください。

 


ServiceDesk Plus-Endpoint Central 連携操作手順
Endpoint Central または Desktop Central 10.0.598 以降 の場合
  1. Endpoint Centralの連携設定を開きます。
    1. Administrator権限のあるユーザーでEndpoint Centralにログインします。
    2. 管理タブ > 連携(※ビルドによっては「統合化」) > ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
    3. 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」をクリックします。

     

  2. ServiceDesk Plusのサーバー名を選択します。
    • サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」または「servicedeskplus.jp」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
      ServiceDesk Plus CloudのURLは通常 sdpondemand.manageengine.com(米国データセンター)/ servicedeskplus.jp(日本データセンター)です。通常とは異なる設定をしている場合に限り、その他の候補を選択します。
      なお、正確なURLは ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > ESMポータル > URL から確認可能です。
      ヘルプデスクチケットを特定のインスタンスに投稿したい場合は、インスタンスを含むURLを指定します (例: https://dc.manageengine.com/app/myinstancename)。インスタンス名は、ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > サービスデスクインスタンス を開き、投稿したい「インスタンスのURL名」を確認します。すべてのヘルプデスクチケットはこのURLに投稿されます。URLでインスタンスを指定していない場合、チケットはデフォルトのインスタンスに投稿されます。
  3. 認証ファイルをServiceDesk Plus Cloudで生成し、Endpoint Centralにアップロードします。
    1. 管理者権限のあるアカウントでServiceDesk Plus Cloudにログインし、https://api-console.zoho.com/を開きます。
    2. Clientが存在しない場合は、Self Clientを選択します。
    3. Client Type: Self Client が選択されていることを確認し、[Create]をクリックします。
    4. Generate Codeをクリックし、以下のように入力します。
      • Scope: SDPOnDemand.assets.ALL,SDPOnDemand.requests.ALL,SDPOnDemand.setup.ALL
      • Time Duration: 10 minutes
      • Scope Description: (必要に応じて入力します)

    5. [Download]をクリックし、生成されたjsonファイルを保存します。
    6. Endpoint Centralコンソール画面に管理者権限のあるアカウントでログインし、先ほどのページ(管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 > 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」)を開き、Upload Authentication File(認証ファイルのアップロード) において、ダウンロードしたjsonファイルをアップロードします。
    7. [次へ]をクリックします。
  4. 連携する機能を選択します。
    • コンピューターの資産データを選択する場合、コンピューターがEndpoint Centralの管理対象から削除された場合のServiceDesk Plusでの扱いについてアクションを選択します。
  5. [保存]をクリックします。
Desktop Central 10.0.597以前の場合
  1. Endpoint Centralで連携設定を開きます。
    1. Administrator権限のあるユーザーでEndpoint Centralにログインします。
    2. 管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
    3. 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」をクリックします。

     

  2. ServiceDesk Plusのサーバー名を選択します。
    1. サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」または「servicedeskplus.jp」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
      ServiceDesk Plus CloudのURLは通常 sdpondemand.manageengine.com(米国データセンター)/ servicedeskplus.jp(日本データセンター)です。通常とは異なる設定をしている場合に限り、その他の候補を選択します。
      なお、正確なURLは ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > ESMポータル > URL から確認可能です。
      ヘルプデスクチケットを特定のインスタンスに投稿したい場合は、インスタンスを含むURLを指定します (例: https://dc.manageengine.com/app/myinstancename)。インスタンス名は、ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > サービスデスクインスタンス を開き、投稿したい「インスタンスのURL名」を確認します。すべてのヘルプデスクチケットはこのURLに投稿されます。URLでインスタンスを指定していない場合、チケットはデフォルトのインスタンスに投稿されます。

    2. APIキーの欄 では、「生成」をクリックしてServiceDesk Plus Cloudにログインします。
    3. ログイン後、Generate Authtokenをクリックします。
    4. 表示されたAPIキーをコピーし、Endpoint CentralのAPIキー欄にペーストします。
    5. 「次へ」をクリックします。
    6. ServiceDesk Plusに統合するデータの種類を選択し、「保存」をクリックします。
    7. 確認画面が表示されます。「はい、続行します」をクリックします。

     

ServiceDesk Cloudでは、2021年2月末をもってAuthtokenのサポートを終了しております。OAuthへの移行が推奨されており、Endpoint Central 10.0.598以上において連携をサポートしています。詳細は以下の手順およびこちらのServiceDesk Plusのアナウンスをご覧ください。

以上の手順で、ServiceDesk Plus CloudとEndpoint Central連携の設定が完了します。この設定手順はこちら(英語)を参考にしています。