ServiceDesk Plus(オンプレミス版)/ServiceDesk Plus Cloudとの連携
この記事では、ManageEngine ServiceDesk Plus(オンプレミス版) / ManageEngine ServiceDesk Plus Cloudとの連携で使用可能な機能や、連携手順について説明しています。他の製品との連携については、こちらをご覧ください。
ManageEngine ServiceDesk Plus(オンプレミス版)との連携
ManageEngineシリーズの製品であるDesktop Centralと、ServiceDesk Plusの連携について説明します。ServiceDesk PlusはITIL®に準拠したヘルプデスクツールであり、Desktop Centralと連携することで、以下の機能が使用可能になります。
ServiceDesk PlusとDesktop Centralの連携で使用できる主な機能
- 1. インベントリ情報の包括的な把握(IT資産管理、ITAM)
幅広い資産管理に対応した ServiceDesk Plus と、コンピューターやモバイルデバイスの資産情報を取得/変更できる Desktop Central を連携することで、IT資産管理(ITAM)を効率化します。Desktop Centralエージェントが取得した詳細なインベントリ情報をServiceDesk PlusのCMDBに自動的に統合します。ServiceDesk Plus単体で得られる情報よりも詳細な情報をCMDB上に表示できます。- (例 1)ServiceDesk Plusの資産画面に、Desktop Centralで取得した情報を自動的に追加して表示
- (例 2)ServiceDesk Plusの資産と、Desktop Centralで検出した欠落パッチを紐づけて管理し、セキュリティ上の問題点を即座に修正
- 2. ServiceDesk Plus上でリクエスト対応が完結
ファイル転送や遠隔操作・チャット、ソフトウェア配布機能など、Desktop Centralの機能がServiceDesk Plus上から実行可能になります。ヘルプデスクで受信したリクエストへの対応が、一つの画面で完結できます。リモートトラブルシューティングの実現で、リクエスト対応の効率化や解決時間の短縮などのメリットがあります。- (例 1)リクエストに応じて、ソフトウェアをオンデマンドで遠隔インストール
- (例 2)各チケットからリモート制御を起動し、トラブルシューティング
- 3. 簡単なヘルプデスクのリクエスト作成
Desktop Centralエージェントアイコンからチケット作成が可能になります。詳細はエージェント側から可能な操作をご覧ください。 - 4. 構成テンプレートをServiceDesk Plus上に公開
Desktop Centralで作成した構成テンプレートをServiceDesk Plus上から利用可能になります。頻繁に発生する問題への対応方法をテンプレート化しておくことで、迅速な解決が可能になります。 - 5. リクエストをインベントリアラートとして通知
ServiceDesk Plusのリクエストを、Desktop Centralのインベントリアラートとして管理者に通知します。
ServiceDesk Plus-Desktop Central 連携操作手順
以下の手順にしたがい、ServiceDesk Plusオンプレミス版とDesktop Centralの連携を有効化します。
- Desktop Centralで連携設定を開き、ServiceDesk Plusで生成したAPIキーを入力します。
- Administrator権限のあるユーザーでDesktop Centralにログインします。
- 管理タブ > 統合化 > ヘルプデスクの設定 を開き、設定を完了して保存をクリックします。詳細はこちらをご覧ください。
- 管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
- 次と統合: 「ServiceDesk Plus」をクリックします。
- ServiceDesk PlusサーバーのIPアドレス/ポート番号を入力し、通信プロトコルを選択します。
- APIキー:「生成」をクリックすると、ServiceDesk Plusのログイン画面が表示されます。Administratorとしてログインします
- APIキータブを開き、キーの有効期限を選択して「生成」をクリックします。表示されたAPIキーを、APIキー欄に入力します。完了したら「次」をクリックします。
- ServiceDesk Plusに統合するデータの種類を選択し、保存をクリックします。
- 確認画面が表示されます。「はい、続行します」をクリックします。
- ServiceDesk Plusで連携設定を開き、Desktop Centralで生成したAPIキーをServiceDesk Plusに入力します。
- ServiceDesk Plusにログインします。
- 管理タブ > Integrations> Desktop Central をクリックします。
- 「Desktop Centralメニューを有効にする」にチェックが入っていることを確認し、サーバー名/ポート番号を入力し、プロトコルを選択します。
- 別ウィンドウでDesktop Centralのコンソール画面を開き、管理タブ > 統合化 > APIキー生成 をクリックします。
- アクション > 生成(または再生成)をクリックし、表示されたAPIキーを、ServiceDesk PlusのAPIキー欄にペーストします。
- 「接続をテストして保存」をクリックします。
以上の手順で、ServiceDesk PlusとDesktop Central連携の設定が完了します。
参考リンク:
Desktop central integration (Help desk admin guide)(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=bRuF4_uAM9I(英語)
ManageEngine ServiceDesk Plus Cloudとの連携
ManageEngineシリーズの製品であるDesktop Centralと、ServiceDesk Plus Cloudの連携について説明します。ServiceDesk PlusはITIL®に準拠したヘルプデスクツールであり、Desktop Centralと連携することで、以下の機能が使用可能になります。
ServiceDesk PlusとDesktop Centralの連携で使用できる主な機能
- 1. インベントリ情報の包括的な把握(IT資産管理、ITAM)
幅広い資産管理に対応した ServiceDesk Plus と、コンピューターやモバイルデバイスの資産情報を取得/変更できる Desktop Central を連携することで、IT資産管理(ITAM)を効率化します。Desktop Centralエージェントが取得した詳細なインベントリ情報をServiceDesk Plus CloudのCMDBに自動的に統合します。なお、資産データは PC起動時/ユーザーログイン時、スキャン実施時、リフレッシュサイクルにおいて取得されます。- (例)ServiceDesk Plusの資産画面に、Desktop Centralで取得した情報を自動的に追加して表示
- 2. 簡単なヘルプデスクのリクエスト作成
Desktop Centralエージェントアイコンからチケット作成が可能になります。詳細はエージェント側から可能な操作をご覧ください。 - 3. リクエストをインベントリアラートとして通知
ServiceDesk Plus Cloudのリクエストを、Desktop Centralのインベントリアラートとして管理者に通知します。
ServiceDesk Plus-Desktop Central 連携操作手順
Desktop Central 10.0.597以前の場合
- Desktop Centralで連携設定を開きます。
- Administrator権限のあるユーザーでDesktop Centralにログインします。
- 管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
- 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」をクリックします。
- ServiceDesk Plusのサーバー名を選択します。
- サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
日本におけるServiceDesk Plus CloudのURLは通常 sdpondemand.manageengine.com です。通常とは異なる設定をしている場合に限り、その他の候補を選択します。
なお、正確なURLは ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > ESMポータル > URL から確認可能です。
ヘルプデスクチケットを特定のインスタンスに投稿したい場合は、インスタンスを含むURLを指定します (例: https://dc.manageengine.com/app/myinstancename)。インスタンス名は、ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > サービスデスクインスタンス を開き、投稿したい「インスタンスのURL名」を確認します。すべてのヘルプデスクチケットはこのURLに投稿されます。URLでインスタンスを指定していない場合、チケットはデフォルトのインスタンスに投稿されます。 - APIキーの欄 では、「生成」をクリックしてServiceDesk Plus Cloudにログインします。
- ログイン後、Generate Authtokenをクリックします。
- 表示されたAPIキーをコピーし、Desktop CentralのAPIキー欄にペーストします。
- 「次へ」をクリックします。
- ServiceDesk Plusに統合するデータの種類を選択し、「保存」をクリックします。
- 確認画面が表示されます。「はい、続行します」をクリックします。
- サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
Desktop Central 10.0.598以上の場合
- Desktop Centralで連携設定を開きます。
- Administrator権限のあるユーザーでDesktop Centralにログインします。
- 管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 を開きます。
- 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」をクリックします。
- ServiceDesk Plusのサーバー名を選択します。
- サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
日本におけるServiceDesk Plus CloudのURLは通常 sdpondemand.manageengine.com です。通常とは異なる設定をしている場合に限り、その他の候補を選択します。
なお、正確なURLは ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > ESMポータル > URL から確認可能です。
ヘルプデスクチケットを特定のインスタンスに投稿したい場合は、インスタンスを含むURLを指定します (例: https://dc.manageengine.com/app/myinstancename)。インスタンス名は、ServiceDesk Plus Cloudコンソール画面 > ESMディレクトリ > サービスデスクインスタンス を開き、投稿したい「インスタンスのURL名」を確認します。すべてのヘルプデスクチケットはこのURLに投稿されます。URLでインスタンスを指定していない場合、チケットはデフォルトのインスタンスに投稿されます。
- サーバー名 では、「sdpondemand.manageengine.com」を選択します。ただし、カスタムURLを使用している場合は「ポータルURL」を選択し、URLを入力します。
- 認証ファイルをServiceDesk Plus Cloudで生成し、Desktop Centralにアップロードします。
- 管理者権限のあるアカウントでServiceDesk Plus Cloudにログインし、https://api-console.zoho.com/を開きます。
- Clientが存在しない場合は、Self Clientを選択します。
- Client Type: Self Client が選択されていることを確認し、[Create]をクリックします。
- Generate Codeをクリックし、以下のように入力します。
- Scope: SDPOnDemand.assets.ALL,SDPOnDemand.requests.ALL,SDPOnDemand.setup.ALL
- Time Duration: 10 minutes
- Scope Description: (必要に応じて入力します)
- [Download]をクリックし、生成されたjsonファイルを保存します。
- Desktop Centralコンソール画面に管理者権限のあるアカウントでログインし、先ほどのページ(管理タブ > 統合化 > ServiceDesk Plusの設定 > 次と統合: 「ServiceDesk Plus Cloud」)を開き、Upload Authentication File(認証ファイルのアップロード) において、ダウンロードしたjsonファイルをアップロードします。
- [次へ]をクリックします。
- 管理者権限のあるアカウントでServiceDesk Plus Cloudにログインし、https://api-console.zoho.com/を開きます。
- 連携する機能を選択します。
- コンピューターの資産データを選択する場合、コンピューターがDesktop Centralの管理対象から削除された場合のServiceDesk Plusでの扱いについてアクションを選択します。
- [保存]をクリックします。
以上の手順で、ServiceDesk Plus CloudとDesktop Central連携の設定が完了します。この設定手順はこちら(英語)を参考にしています。
*ITILはAXELOS Limitedの登録商標です。