あるインスタンスで作成したリクエストを他のインスタンスに移動する方法
作成日:2019年11月22日 | 更新日:2021年4月8日
例えば、
「本来インスタンスAで起票するべきだったリクエストを、誤ってインスタンスBで起票してしまった 」
「元々の環境とは別に、新しくインスタンスを作りたい。その後、作成済みのリクエストを新しいインスタンスに移動したい」等々…
このような場合、以下の手順で、あるインスタンスで作成したリクエストを他のインスタンスに移動することが可能です。
以下、手順となります。
そもそもインスタンスとは何か?
ServiceDesk Plus上で新しいインスタンスを作成することで、
ヘルプデスク活動を分けて管理することが容易になります。
エンドユーザーは、それぞれのインスタンスに応じて必要なサービスへアクセスが可能になります。
<手順>
1.本ナレッジに添付されたmove_ticket_esm.htmlファイルを<ServiceDesk Plus インストールディレクトリ>\integration\Resources ディレクトリへコピーします。
2.<ServiceDesk Plus インストールディレクトリ>配下にfixesという名前のフォルダを作成し、添付されたmove_ticket.fjar ファイルをコピーします。
3.ServiceDesk Plusを再起動します。(※1)
4.アプリケーションが起動したら、[管理]→[インシデント管理]→[リクエストのカスタムメニュー]へ進み、以下のそれぞれの画面の設定をします。
注意:
本手順通りに設定時、すべての技術担当者でインスタンス間の移動が可能になります。
しかしながら、下記画面設定時に、[役割を選択]することで、特定の技術担当者に操作を制限することが可能です。
この画面を参照し、カスタムメニューを使用してリクエストをインスタンスからほかのインスタンスに移動します。
すべてのインスタンスが表示されるので、リクエストを目的のインスタンスへ移動することができます。
注意:
リクエストを依頼したユーザーが両方のインスタンスに存在している場合のみ、この方法を利用できます。
リクエストを依頼したユーザーが一方のインスタンスにしか存在していない場合は、この方法は利用できません。
添付ファイル:move_ticket
※1ビルド9400におきまして、スタートメニューの「ServiceDesk Server」および「Shutdown ServiceDesk」が正常に動作しない不具合がございます。不具合修正はビルド9407に含まれております。
ビルド9400における起動および停止の回避策としてWindowsサービスの起動および停止をご使用いただければ幸いです。
1. Windowsサービス(services.msc)を開く
2. 「ManageEngine ServiceDesk Plus」を右クリック
3. 起動する際は「開始」、停止する際は「停止」を選択