Endpoint Central Cloud ナレッジベース

Endpoint Central CloudのEditionと無料版について


この記事では、Endpoint Central Cloud の各エディションと評価版、無料版について説明しています。
オンプレミス版のEndpoint Centralについては、オンプレミス版ナレッジベースのEditionに関するナレッジをご覧ください。

Endpoint Central Cloudの各エディションと評価版、無料版について

Endpoint Central Cloudでは、複数のEditionをご用意しております。

評価版

Endpoint Central Cloud に初めてサインアップすると、無料で評価版が利用できます。評価版はSecurity Editionと同じ機能が利用可能です。
UEM EditionまたはEnterprise Editionの機能のみに限定させた製品画面での評価をご希望の場合は、恐れ入りますが営業担当までご連絡ください。

評価版は30日間無料で利用可能で、期間終了後には無料版へ移行します(またはライセンスをご購入いただき製品版へ移行します)。
なお評価版の期間が終了すると無料版へ移行するか、製品版を購入するかを選択できます。営業担当までご連絡ください。


製品版

Endpoint Central Cloud 評価版の環境で、ライセンスを購入し有効化することで、製品版に移行します。製品版には下記のようにいくつかのEditionがあります。

     

  •  S Security Edition = UEM Edition + 脆弱性スキャン など
     
    Security Editionは最上位のEditionです。Security Editionでは、UEM Editionの機能に加えて 脆弱性スキャンなど、セキュリティ管理に関するアドオンとして提供されていた機能が利用可能になります(脆弱性管理機能、Webブラウザー制御機能、BitLocker管理機能など)。
     
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  •  U UEM Edition = Enterprise Edition + コンピューターへのリモートワイプ、位置情報取得 など
     
    UEM EditionはEnterprise Editionより上位のEditionです。UEM Editionでは、Enterprise Editionの機能に加えて Windows 10/11やMacコンピューターのモダンマネジメントが利用可能になるほか、OS配布機能を追加アドオン購入なしでご利用いただけます。
    ※ OS配布機能については、当面の間日本法人によるサポートの対象外となり、ご利用いただく場合は米国法人による英語サポートとなります。
     
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  •  E Enterprise Edition
     
    Enterprise Editionでは、モバイルデバイス機能のモダンマネジメント機能、OS配布機能や追加アドオンを除き、すべての機能がご利用いただけます。
    ※ OS配布機能については、別途アドオンライセンスのご購入が必要です。また、OS配布アドオンのご利用は当面の間日本法人によるサポートの対象外となり、米国法人による英語サポートとなります。
  •  

  • [P] Professional Edition
    一部のパッチ管理やソフトウェア配布、リモート制御機能がご利用いただけません。日本法人によるサポートには対応しておりません。
製品版の各Editionの機能比較

各Editionごとの機能差異は以下のとおりです。比較表もあわせてご覧ください。

コンピューターの管理(クライアントOS/サーバーOS)

Endpoint Central Cloudコンソール画面上部のタブから、各機能にアクセスできます。

 S Security Edition / 評価版

 U UEM Edition

 E Enterprise Edition

  • パッチ管理: Windows/Mac/Linuxの最新のパッチ情報を自動的に取得し、管理対象PCにパッチをインストールします。管理者が配布パッチを選択する手動配布や事前定義した条件にもとづいて自動的に配布する自動配布が利用可能です。
  • インベントリ: Windows/Mac/Linuxのハードウェア・ソフトウェア情報を自動的に収集し、必要に応じて管理者へのメール通知やアクションを実行するインベントリ(IT資産管理)機能です。
    • ハードウェア管理: Windows/Mac/Linuxのハードウェア情報を取得します。
    • ソフトウェア管理: Windows/Mac/Linuxにインストールされたソフトウェア情報を取得します。また、必要に応じて実行の禁止や管理者への通知、自動アンインストールを設定します。Windowsソフトウェアの使用時間計測にも対応しています。
    • ライセンス管理: Windowsにインストールされたソフトウェアのライセンスの過不足や期限切れを管理します。
  • ソフトウェア配布(配信): Windows/Mac/Ubuntu/Debian に管理対象にソフトウェアを遠隔インストールします。また、ソフトウェアカタログをユーザーに公開する「セルフサービスポータル」機能も使用できます。
  • 構成: Windows/Mac/Linuxの設定を一括配布する構成管理機能です。
  • モバイルデバイス: 下の「モバイルデバイス管理」をご覧ください。
  • リモート制御: Windows/Mac/Linuxを遠隔操作します。リモートデスクトップのような操作感を実現し、またコマンドプロンプトやターミナルの遠隔操作にも対応しています。
  • レポート: Endpoint Central Cloud がもつコンピューターの稼働時間やユーザーのログイン履歴、コンピューターのセキュリティ関連のステータスなど、監査に必要な各種情報を出力します。レポートを定期的にメール送信することも可能です。
  • エージェント: 管理対象の追加や変更、配信サーバーの設定などを行ないます。
  • 管理: Endpoint Central Cloudの各種設定を行ないます。同じ ManageEngine シリーズのITヘルプデスクツールである ServiceDesk Plus Cloud と連携を設定することができます。
  • OS配布機能 ※2024年9月現在、日本法人では未サポート
  • Windows/Macコンピューターに対するモダンマネジメント(位置情報の取得、リモートワイプなど)機能
モバイルデバイス管理(MDM, EMM)

Endpoint Centralコンソール画面上のモバイルデバイス管理タブから、各機能にアクセスできます。詳細はMDMスタートアップガイドをあわせてご覧ください。

 S Security Edition / 評価版

 U UEM Edition
 対象: Windows / macOS / Android / iOS / iPad OS / ChromeOS / tvOS

 E Enterprise Edition
 対象: Android / iOS / iPad OS / ChromeOS / tvOS

  • プロファイル配布 :端末の各種設定を一括適用します。
  • アプリ管理: インストールされるアプリを管理します。
  • インベントリ管理: 端末のハードウェア情報を管理します。
  • リモート制御/リモートビュー: 遠隔操作または画面共有機能があります。
  • コンテンツ管理: ドキュメントや画像等のダウンロードに制限を設定します。
  • 位置情報の追跡: 端末の位置情報を追跡し、紛失時の位置情報を把握しやすくします。
  • リモートワイプ/リモートロック:紛失時に、端末を遠隔からロック(スマートフォン端末のみ)したり、データを削除したりします。
  • レポート: Endpoint Central Cloudがもつ情報を見やすい形で出力します。監査に必要な情報を生成します。
  • リモートワイプ:紛失時に、遠隔から端末のデータを削除します。
  • mac端末のリモートロック:紛失時に、端末を遠隔からロックします。

 

製品版のライセンス価格について
Enterprise Editionに加えて、2023年5月30日より UEM Edition を、2024年6月25日より Security Edition を、日本国内でそれぞれリリースいたしました。


無料版(Free Edition)

Endpoint Central Cloudはライセンスご購入後に使用できる製品版、すべての機能が使用可能な評価版に加えて、一部機能のみが利用可能な無料版があります。
無料版は評価版の試用期間の終了後やライセンス期限切れの後、表示される案内にしたがって選択することで移行します。

無料版では、エンドポイントとサーバーを合わせて25台まで管理可能です(コンピューターやサーバーの場合、必ず配信サーバー1台を設置する必要があります)。
評価版/製品版/無料版のサポートについて
評価版と製品版では、サポートの受付窓口が異なります。詳細はこちらのページおよびお問い合わせに関するナレッジをご確認ください。
無料版の技術サポートはグローバル本社によるフォーラム(英語)のみです。詳細はこちらのページをご覧ください。