ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

設定どおりにSLAの1次回答/解決期日が適用できない


【ご質問】
業務時間を午前9時から午後18時(月-金)に設定しています。
次のような、業務時間を考慮するステータスのSLAを適用すると、
リクエストの1次回答期日が解決期日の後に設定されるなど、
正しく適用できない現象が発生してしまいます。
回避策はありますか?


図1.[管理]タブ > [業務時間]の設定情報


図2.[管理]タブ > [SLA(サービスレベル契約)]の設定情報
※業務時間の考慮ステータス 優先度_高SLA 業務時間を考慮する
              優先度_中SLA 業務時間を考慮しない
              優先度_低SLA 業務時間を考慮する


図3.各SLAが適用されたリクエストのリストビュー
※「業務時間を考慮する」ステータスSLAが適用されたリクエストの1次回答期日(返信期日)は解決期日と同じ/未来の時間に設定されている
※業務時間を考慮しない「優先度_中SLA」は正しくリクエストに適用されており、作成日の実際の時間で12時間後に1次回答期日、24時間後に解決期日を迎える

【回答】
現在、ServiceDesk Plusでは、SLAで1次回答/解決期日に「日」を指定すると、
上記のような現象が発生する不具合が見つかっています。

業務時間が午前9時から18時の場合、業務時間を考慮したSLAの「1日」は「9時間後」と計算されますが、
「9時間」は、業務時間での「9時間後」と計算されています。
そのため、
(解決期日の1日 = 業務時間9時間 = 1次回答期日の9時間)
(解決期日の1日 = 業務時間9時間 < 1次回答期日の12時間)
と計算されてしまい、リクエストの1次回答期日(返信期日)は解決期日と同じ/未来の時間に設定されてしまいます。

回避策として、SLAの期日に「日」を利用する場合は、「業務時間を考慮しない」ステータスで設定するか、
業務時間を考慮する場合は、「日」を利用せず、「時間:分」だけでSLAの期日を設定する必要があります。

なお、こちらの現象を問題として認識しており、今後のリリースでの修正を予定しています(2011年8月現在)。

対象バージョン:8.0