ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

スキャン後、ワークステーション名に「_old」が追加される


【ご質問】
ServiceDesk Plus 8.0 にて、スキャン終了後、ワークステーション名の後に「_old」が追加されたワークステーションが複数あります。
「_old」が発生する理由を教えてください。

【回答】
シナリオ1:ネットワーク内のワークステーションがスワップされたとき

1.ワークステーション「MACHINE-A」にエージェントがインストールされた後、「MACHINE-A」の名称が「MACHINE-B」(ServiceDesk Plusですでに検知済みのワークステーションと同名)に変更された場合。
「MACHINE-B」にリネームされたマシンをスキャンすると、ServuceDesk Plus内に「MACHINE-B」が存在するため、「MACHINE-A」のエージェントIDと一致するマシンは「MACHINE-B」として追加され、既存のマシンBは、「MACHINE-B_old」にリネームされます。

2.サービスタグ「ST-1」のワークステーション「MACHINE-A」とサービスタグ「ST-2」のワークステーション「MACHINE-B」の情報が入れ替わったとします。ワークステーション情報の入れ替わり後、「MACHINE-A」のサービスタグは「ST-2」になり、「MACHINE-B」のサービスタグは「ST-1」になります。この状態で、「MACHINE-A」をスキャンすると、ワークステーション「MACHINE-B」の情報で上書きされ、ワークステーション「MACHINE-A」はワークステーション「MACHINE-A_old」とリネームされます。
この状態で「MACHINE-B」をスキャンすると、「MACHINE-A_old」の情報で「MACHINE-B」が上書きされます。

シナリオ2:
有効なサービスタグを持つワークステーションがスキャンされているネットワーク内に、異なるサービスタグを持つ同じワークステーション名のマシンが新規追加・スキャンされると、既存のワークステーション名に「_old」が追加される

(例)
ネットワーク内で、サービスタグ「ST-1」のワークステーション「MACHINE-A」が既にスキャンされていたとします。このネットワークに新規ワークステーション「MACHINE-A」がサービスタグ「ST-2」で追加されます。この状態で、最初のワークステーション「MACHINE-A」をスキャンすると、既存のワークステーション「MACHINE-A」は「MACHINE-A_old」にリネームされ、新規ワークステーション「MACHINE-A」が追加されます。

シナリオ3:画像転送方式でエージェントを実装している場合

エージェントベースのスキャンを有効にしているとき、エージェントIDはワークステーションの識別子の役割をします。サーバからクライアントに、エージェントを画像転送方式で実装した場合、エージェントIDもコピーされます。このため、スキャンの際に、前回のエージェントベースのスキャン分のレコードに「_old」が追加されます。この現象を回避するには、Active Directoryの「グループポリシー」にて、エージェントを各クライアントマシンに実装する必要があります。