ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

Windowsドメインスキャンに失敗する


Windowsドメインスキャンに失敗する場合には、主に、次の原因が考えられます。

・クライアントマシンの電源がOFFになっている
・クライアントマシンへの認証情報が間違っている、または、管理者権限ではない
・クライアントマシンのDCOM設定が無効になっている
・クライアントマシンのファイアウォールが有効になっていて、ServiceDesk Plusサーバからの通信が無効になっている

Windowsドメインスキャンに失敗したら、まずは、クライアントマシンの電源がONになっているのを確認します。

次に、Windowsドメインスキャンで使用している認証情報が、ドメインコントローラの管理者権限を持つアカウントあることを確認してください。
Windowsドメインスキャンには、管理者権限が必要です。

次に、DCOMの設定が有効であるかを確認します。
DCOMを有効にするには、「ファイル名を実行 > DCOMCNFG > 規定のプロパティタブ」で「このコンピュータ上で分散DCOMを有効にする」にチェックを入れて保存します。

Firewallの設定状況を確認します。
Windowsドメインスキャンで利用するポートは次の通りです。
・TCP 7, 135, 445, 1024以上のランダムなポート番号3つ
Windowsドメインスキャンのテストを行う際は、現象切り分けのため、ファイアウォールの設定を無効にしてください。

以上を確認してもWidowsドメインスキャンに失敗する場合は、次の手順を実行します。
1.「資産タブ > ワークステーションリスト」から、スキャンに失敗したWindowsマシンのページを開きます。
2.画面右上「機能メニュー > 認証情報の変更」を選択します。
3.「ワークステーションのスキャン」ウィンドウが開きます。
4.「グローバル認証」を選択します。
5.モードに「ドメインモード」を選択します。
6.ドメインにスキャンしたいドメイン名を選択します。
7.ユーザ名とパスワードが自動で入力されます。
8.「保存/スキャン」ボタンをクリックして、スキャンを実行します。
9.スキャンでインベントリ情報が正常に取得できるか確認してください。