ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

インシデント情報のインポート機能について


ServiceDesk Plus 8.1 8123 ビルドより、XLSフォーマットのファイルから

インシデントリクエストデータをインポートできる機能を追加しました。
本ナレッジページは、インポート機能の注意事項、制限事項、仕様についてまとめています。
内容は予告なく変更される場合がございますので、ご了承ください。
【仕様】
・インポート対象のリクエストは、「インシデントリクエスト」のみです。
・インポート用データファイルはXLSフォーマットである必要があります。
・XLSファイルに含まれている「日付/時間フィールド」は、下記のフォーマットである必要があります。
 -- 「文字列」での追加
 -- 'dd MMM yyyy, hh:mm:ss
 * インポート後、表示フォーマットを「パーソナライズ」から変更可能です。
・インポート時にマップしなかったフィールドの値は、「管理」 -> 「インシデントテンプレート」 -> 「Default Request」
 で設定している値が適用されます。
・インポートしたリクエスト情報は、「管理」 -> 「インシデントテンプレート」 -> 「Default Request」に基づいて表示されます。
・インポートするフィールドがすべて上記の「Default Request」テンプレートに含まれていることを必ず確認してください。
・インポートしたリクエストがSLAでのルールに一致する場合、期日、一次返信期日が「作成日」に基づいて計算されます。
・「Closed」ステータスのリクエストをインポートした場合、「リクエスト対応時間」は「0 hrs 0 min」で表示されます。
・XLSファイルで指定した依頼者が、ServiceDesk Plus に既に登録されており、部署などの情報が追加されている場合は、
 それらの情報が自動的にリクエストに表示されます。
 
【インポート対象フィールド】
* ご利用のエディションによって、表示されるフィールドは異なります。
< リクエストフィールド >
- 件名
- 説明
- 依頼者
- 回答
* 下記のフィールドについては、インポートをするデータ(値)が
   あらかじめ、「管理」タブにおいて追加/設定されている必要があります。
- サイト
- グループ
- 技術担当者
- ステータス
- 優先度
- レベル
- モード
- 緊急度
- インパクト
- リクエストタイプ
- カテゴリ
- サブカテゴリ
- 項目
<日付/時刻フィールド>
* フォーマット:dd MMM yyyy, hh:mm:ss
                (日 月(英語3文字) 年,時:分:秒)
            例:04 Feb 2013, 11:51:03
- 作成日
- 解決日時
- 完了日
<追加フィールド>
* 「管理」タブ -> 「ヘルプデスクのカスタマイズ」 -> 「インシデント - 追加フィールド」
  にて追加しているフィールドが表示されます。
- 追加フィールド1 (例)
【既知のエラー】
・バージョン8.2 : リクエスト情報をインポートすると、リクエストの「解決日時」、「完了日」が正しくインポートされません。この不具合は今後のリリースにて修正予定です。
・日付/時間フォーマット(dd MMM yyyy, hh:mm:ss)を「ユーザ定義」フォーマットしててXLSファイル上で定義しており、そのままインポートすると、
  すべてのPMの時間がAMとして登録されます。「ユーザ定義」フォーマットではなく「文字列」として設定し、かつ値の前にシングル引用符を
 追加する必要があります(例:'10 Feb 2013, 14:20:20)。
【制限事項】
・リクエストの「会話」(リクエストに対する依頼者と技術担当者間のメール履歴)はインポート対象外です。
・リクエストのメモ、作業ログ、タスク、承認などの情報もインポート対象外です。
・インポートするリクエストのIDは自動的にServiceDesk Plus で発行されます。IDの指定はできません。
 (また、IDのフォーマットをカスタマイズする機能は実装していません)
・一度インポートしたリクエストを削除してもその削除したIDを新たにインポートしたリクエストに割り当てることはできません。
 例:インシデントデータ30件をインポートすると、リクエストIDが1~30まで発行されます。そのインポートした30件のデータを画面から削除して、
 再度同じデータをインポートすると、リクエストIDは31から発番されます。
・「サービス要求(リクエスト)」のインポートには対応していません。
・インポート後、「回答」の「提出日」にはインポート日時が表示されます。
【注意事項】
・インポートはお客様責任で行っていただきますので、ご了承ください。
・本番環境でのインポートの前に必ず検証環境で、本番用のXLSファイルをインポートいただき、ご検証ください。
・一度データをインポートすると、完全にデータを削除することはできません。そのため、インポート前の状態に戻すことができるよう、
 必ずインポート前にバックアップを実行してバックアップファイルを取得してください。
・インポートウィザードの「フィールドのマップ」ページにおいて、「データカウント」の値とXLSファイルに含めたデータの件数が
 正しいかご確認ください。
・インポート前に、下記の機能を無効にすることを推奨します(自動的に通知メールが送信されたり、対応済みルールに一致しないリクエストは
 「Open」ステータスとして登録されます。
 「管理」 -> 「通知ルール」
 --  不要な通知メールが依頼者、技術担当者などに送信されることを防ぐため
 「管理」 -> 「ヘルプデスクのカスタマイズ」 -> 「リクエスト対応済みルール」
  --   ステータスが「Closed」 or 「Resolved」のリクエストをインポートした場合、設定したリクエスト対応済みルールに一致しない
     リクエストは、「Open」ステータスとしてインポートされることを防ぐため
【保守サポートについて】
・上述の通り、インポートはお客様責任で行っていただきます(本番環境でのインポート前に、必ずテスト環境でご確認/検証ください)。
・XLSファイルのご用意はお客様で行っていただきます。
・通常の保守サポートでは、インポートに関する基本的な質問(ServiceDesk Plusでのインポート手順など)とインポート時に例外発生やエラーメッセージなどが
 表示された場合の対応をいたします。
・上記以上のサポート(データファイルの作成方法、フィールドのマッピングの方法、インポートに関する相談など)は、通常の保守サポートの範囲外となります。
・旧ツールからServiceDesk Plus にデータを移行するにあたって、構築サービスやコンサルティングサービスが必要な場合は、当社営業までご連絡ください。
添付ファイル:サンプルファイル