ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

【自動化】フィールド&フォームルール、業務ルール、カスタムトリガーの機能とその違い


動作確認ビルド:14970

概要

フィールド&フォームルール、業務ルール、カスタムトリガーの機能とその違いについてご案内します。
なお、これらの機能を活用すると、サービスデスク業務の効率化を図れます。

目次

各機能の詳細

フィールド&フォームルール、業務ルール、カスタムトリガーの機能は、ServiceDesk Plusで特定のイベントが発生した際に、条件に基づいて指定されたアクションを自動で実行する機能です。
しかし、これらは適用可能なモジュールや効果対象、実行できるアクションが異なります。
各機能の詳細とその例については以下のとおりです。

各機能はすべてのEditionで利用可能ですが、適用可能なモジュール/サブエンティティはEditionにより異なります。
Editionについては「ServiceDesk PlusのEdition比較(オンプレミス版)」をご覧ください。
フィールド&フォームルール

適用可能なモジュール:インシデント、サービス要求、変更

適用可能なモジュールの追加/編集フォーム上で動作する機能で、フォーム上で作成/編集しているリクエストに対してのみ動作します。

この機能を使用すると、フォーム上でリクエストを作成/編集したとき、指定した条件に合致した場合に、特定のフィールドに対して様々なアクションを自動で実行できます。

フィールド&フォームルールの例は以下のとおりです。

  • リクエストのカテゴリーにおいて「一般」を選択した場合、サブカテゴリーのフィールドを自動で必須にする
  • リクエストの件名に「プリンター」が入力された場合、カテゴリーを「プリンター」に自動で設定する
  • リクエストの依頼者の役職が「部長」の場合、緊急度フィールドの値を自動で設定する

機能の詳細や設定方法は「フィールド&フォームルール」をご覧ください。

業務ルール

適用可能なモジュール/サブエンティティ:インシデント、サービス要求、カスタムモジュール、メモ、通知

適用可能なモジュール/サブエンティティに対して動作する機能で、適用可能なモジュール/サブエンティティが指定した条件に合致した場合、特定のフィールドの値を事前に指定した値に自動で更新するなど、様々なアクションを自動で実行できます。

業務ルールの例は以下のとおりです。

  • リクエストの依頼者が「VIPユーザー」の場合、優先度を「高」に自動で設定する
  • リクエストの件名に「ネットワーク」が含まれている場合、テンプレートを「ネットワーク用テンプレート」に自動で変更する
  • リクエストの件名に「対応不要」が含まれている場合、ステータスを「Closed」に自動で変更する

機能の詳細や設定方法は「業務ルール」をご覧ください。

カスタムトリガー

適用可能なモジュール/サブエンティティ:リクエスト、問題、変更、リリース、プロジェクト、タスク、カスタムモジュール、メモ、通知、承認段階、承認

適用可能なモジュール/サブエンティティに対して動作する機能で、適用可能なモジュール/サブエンティティが指定した条件に合致した場合、通知の自動送信やカスタム関数/スクリプトの実行など、様々なアクションを自動で実行できます。

カスタムトリガーの例は以下のとおりです。

  • リクエストの件名に「至急」が含まれている場合、情報システム部の部長に通知を自動で送信する
  • リクエストが承認された場合、リクエストからプロジェクトを自動で作成する
  • 親リクエストがクローズされた場合、リンクされたすべてのリクエストを自動でクローズする

機能の詳細や設定方法は「カスタムトリガー」をご覧ください。

リクエストモジュールでの動作の違い

リクエストモジュールでのこれら3つの機能の動作の違いについて説明します。

フィールド&フォームルール

リクエストの追加/編集フォーム上で動作するため、フォーム上で作成/編集しているリクエストに対してアクションを自動で実行します。
その他の方法でリクエストを作成する際には動作しません。

業務ルール

作成方法にかかわらず、すべてのリクエストにおいて、特定の条件に基づきアクションを自動で実行します。
なお、インシデントリクエストおよびサービス要求で同じ業務ルールを動作させたい場合、「インシデント」、「サービス要求」のそれぞれに同じ業務ルールを設定する必要があります。

カスタムトリガー

作成方法にかかわらず、すべてのリクエストにおいて、特定の条件に基づきアクションを自動で実行します。
なお、インシデントリクエストおよびサービス要求で同じカスタムトリガーを動作させたい場合、「リクエスト」にカスタムトリガーを設定するとインシデントリクエストおよびサービス要求の両方で実行できます。
また、カスタムトリガーは、業務ルールの後に実行される動作です。

実行順序:フィールド&フォームルール(フォームから作成/編集された場合)→ 業務ルール カスタムトリガー

お問い合わせ先

各機能の詳細や実現したい自動化機能の実装可否についてのご質問/相談については、以下の情報を含めて、サポートにお気軽にお問い合わせください。

  • 実装したい動作の目的、理由、具体例

グローバル本社の関連ヘルプドキュメント(英語)

グローバル本社のドキュメント(英語)では、自動化機能の活用例をいくつか公開しています。よろしければご活用ください。