CSVファイルからのユーザー自動インポート設定手順
作成日:2016年11月25日 | 更新日:2020年5月21日
ServiceDesk Plus 8.0 ビルド8012より、CSVファイルからユーザー(依頼者、技術担当者)を 自動でインポートする機能を内部的に実装しています。 手順は次の通りです。
・ユーザーを上書きする識別子として「メールアドレス」を利用する場合は、 「管理」タブ> 「セルフサービスポータル設定」> 「メールアドレスを識別子にしてユーザー情報を上書きする」
を「はい」に変更して保存してください。 デフォルトでは「いいえ」(「ログイン名」が識別子)になっています。
・ビルド番号9230より、デフォルトでは、CSVファイルのインポートによって ユーザーのパスワードを更新します。
・ビルド番号9230以前は、CSVファイルのインポートによってユーザーのパスワードは更新されません。 新規ユーザーの登録時のみパスワードが設定されます。
<9230ビルドで、CSVファイルのインポートによるパスワードの更新を無効にしたい場合>
・ビルド9230につきましては、修正パッチがございますので、サポート窓口へお問い合わせください。
・それより後にリリースされるビルドにつきましては、オプションでパスワードの 更新の有効化/無効化が設定できるように改善要望が提出されております。
実装されましたら、リリース時の保守メールに機能追加としてご案内します。
1.インポート用のCSVファイル(フォーマットはSampleCSVを参照)を用意し、 [ServiceDeskインストールディレクトリ]直下に保存します。
※ CSVファイルは、「UTF-8」で保存してください。「UTF-8」以外を利用すると文字化けが発生します。
※ firstName(名)、login(ログイン名)、password(パスワード)はユーザーインポートに必須の属性です。 必ずCSVファイルに含めてください。
2.次のファイルをテキストエディター等で開きます。
[ServiceDeskインストールディレクトリ]\server\default\conf\ScheduledCSVUserImportMapping.xml
※ビルド9.4以降の場合は[ServiceDeskインストールディレクトリ]\conf\ScheduledCSVUserImportMapping.xmlとなります。
3.下記の赤字部分にCSVファイルを配置したディレクトリのパスを指定します。
<USERFIELDMAPPING AppFieldName="filePath" CsvFieldName="C:\ManageEngine\ServiceDesk"/>
4.下記の赤字部分にCSVファイル名(固定の名前)を指定します。
<USERFIELDMAPPING AppFieldName="fileName" CsvFieldName="SampleCSV.csv"/>
5.上記のxmlファイルを保存します。
6.ご利用中のデータベースに接続します。接続手順は次のナレッジを参照ください。
https://www.manageengine.jp/support/kb/ServiceDesk_Plus/?p=595
7.データベースに接続したら、次のクエリを実行して、CSVファイルの 自動インポート機能を有効にします。
update Globalconfig set Paramvalue='true' where Category='CSVUserImportSchedule';
8.次のように表示されます(postgreSQLの場合)
UPDATE 1
9.次を入力してデーターベースからログアウトします。
\q
10.ServiceDesk Plusを再起動します。
11.ServiceDesk Plus にログインして「コミュニティ」(旧「サポート」)タブをクリックします。
12.「スケジュール」リンクをクリックして、「CSVUserImportSchedule」が 「true」になっていることを確認します。 また、「Next Scheduled Time」から次回のインポート日時を確認します。
インポートは1日1回です。所定の日時にインポートが実施されていることを確認してください。 インポート日時を変更したい場合は、保守サポートまでお問合せください。
13.インポートが完了すると、インポートしたファイル名の後ろに日付が入ります。
例:インポート前のファイル「SampleCSV.csv」
インポート後のファイル「SampleCSV_11_28_2016_09_02.csv」
14.定期的にインポートするCSVファイル(ファイル名は変更しないでください)を 上記手順3で指定したディレクトリに配置してください。