ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

CSVファイルからのユーザー自動インポート設定手順


ServiceDesk Plus 8.0 ビルド8012より、CSVファイルからユーザー(依頼者、技術担当者)を 自動でインポートする機能を内部的に実装しています。 手順は次の通りです。

・ユーザーを上書きする識別子として「メールアドレス」を利用する場合は、 「管理」タブ> 「セルフサービスポータル設定」> 「メールアドレスを識別子にしてユーザー情報を上書きする

を「はい」に変更して保存してください。 デフォルトでは「いいえ」(「ログイン名」が識別子)になっています。

・ビルド番号9230より、デフォルトでは、CSVファイルのインポートによって ユーザーのパスワードを更新します。

・ビルド番号9230以前は、CSVファイルのインポートによってユーザーのパスワードは更新されません。 新規ユーザーの登録時のみパスワードが設定されます。

<9230ビルドで、CSVファイルのインポートによるパスワードの更新を無効にしたい場合>

・ビルド9230につきましては、修正パッチがございますので、サポート窓口へお問い合わせください。

・それより後にリリースされるビルドにつきましては、オプションでパスワードの 更新の有効化/無効化が設定できるように改善要望が提出されております。

実装されましたら、リリース時の保守メールに機能追加としてご案内します。

1.インポート用のCSVファイル(フォーマットはSampleCSVを参照)を用意し、 [ServiceDeskインストールディレクトリ]直下に保存します。

※ CSVファイルは、「UTF-8」で保存してください。「UTF-8」以外を利用すると文字化けが発生します。

※ firstName(名)、login(ログイン名)、password(パスワード)はユーザーインポートに必須の属性です。 必ずCSVファイルに含めてください。

2.次のファイルをテキストエディター等で開きます。

[ServiceDeskインストールディレクトリ]\server\default\conf\ScheduledCSVUserImportMapping.xml

※ビルド9.4以降の場合は[ServiceDeskインストールディレクトリ]\conf\ScheduledCSVUserImportMapping.xmlとなります。

3.下記の赤字部分にCSVファイルを配置したディレクトリのパスを指定します。

<USERFIELDMAPPING AppFieldName="filePath" CsvFieldName="C:\ManageEngine\ServiceDesk"/>

4.下記の赤字部分にCSVファイル名(固定の名前)を指定します。

<USERFIELDMAPPING AppFieldName="fileName" CsvFieldName="SampleCSV.csv"/>

5.上記のxmlファイルを保存します。

6.ご利用中のデータベースに接続します。接続手順は次のナレッジを参照ください。

https://www.manageengine.jp/support/kb/ServiceDesk_Plus/?p=595

7.データベースに接続したら、次のクエリを実行して、CSVファイルの   自動インポート機能を有効にします。

update Globalconfig set Paramvalue='true' where Category='CSVUserImportSchedule';

8.次のように表示されます(postgreSQLの場合)

UPDATE 1

9.次を入力してデーターベースからログアウトします。

\q

10.ServiceDesk Plusを再起動します。

11.ServiceDesk Plus にログインして「コミュニティ」(旧「サポート」)タブをクリックします。

12.「スケジュール」リンクをクリックして、「CSVUserImportSchedule」が    「true」になっていることを確認します。    また、「Next Scheduled Time」から次回のインポート日時を確認します。

インポートは1日1回です。所定の日時にインポートが実施されていることを確認してください。 インポート日時を変更したい場合は、保守サポートまでお問合せください。

13.インポートが完了すると、インポートしたファイル名の後ろに日付が入ります。

例:インポート前のファイル「SampleCSV.csv」
インポート後のファイル「SampleCSV_11_28_2016_09_02.csv」

14.定期的にインポートするCSVファイル(ファイル名は変更しないでください)を    上記手順3で指定したディレクトリに配置してください。

SampleCSV.csv