アップグレード中のエラー「ERRORCODE:1011」の原因と詳細
作成日:2024年3月7日 | 更新日:2024年3月14日
本ナレッジは「ServiceDesk Plus Backup, upgrade & installation FAQs」の「ERRORCODE:1011」の項目から一部を参照しております。
ServiceDesk Plusのビルド14500から14503にアップグレードする際に、
「ERRORCODE:1011」のエラーが発生し、アップグレードが中断される可能性がございます。
このエラーについての原因および、詳細について以下に説明いたします。
原因
ServiceDesk Plusに組み込みでスケジュールされた移行タスクが完了していないため、
アップグレードに失敗します。
詳細
ServiceDesk Plusのビルド14500のリリースの一部として、
以下のスケジュールされた移行タスクを削除しております。
削除された移行タスク一覧:
- InlineImageMigrationSchedule
- RequestResolutionMigrationSchedule
- AntisamyNotificationSchedule
SD番号「SD-107546」をご参照ください。
そのため、ビルド14500から14503へのアップグレードに伴い、
「UpdateManager.bat/.sh」でServiceDesk Plusの14503のサービスパック(ppmファイル)を適用する際に、
これらの移行タスクのスケジュールが完了し、そのスケジュール自体が「無効(Disabled)」の状態であるか検証を行います。
そして、これら移行タスクのスケジュールが未完了であり、そのスケジュール自体が「有効(Enabled)」である場合、
アップグレード時に「ERRORCODE:1011」のエラーが表示され、アップグレードが中断されます。
対処方法
本ページ内「スケジュールされた移行タスクの確認方法」を参考に、これら移行タスクのスケジュール情報を確認し、
該当タスクの「Status」が「Disabled」になっているかどうか確認してください。
「Status」が「Enabled」の場合、アップグレードを再開することができません。
お手数ですが、「Disabled」になるまでお待ちくださいますようお願いいたします。
この移行スケジュールを強制的に「Disabled」にすることはできません。
スケジュールされた移行タスクの確認方法
スケジュールされた移行タスクが完了し、そのスケジュール自体が「無効(Disabled)」になっているかどうかは、
以下の手順にて確認ができます。
- [コミュニティ]タブ →[スケジュール情報]に移動します。
- 「Ctrl + F」キー等を用いて、ブラウザーの検索ツールを使い、「InlineImageMigrationSchedule」、
「RequestResolutionMigrationSchedule」、「AntisamyNotificationSchedule」を検索します。 - 該当スケジュール名が「Name」に表示されていますので、同行の列「Status」の値を確認します。