ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

脆弱性(CVE-2023-35785)について


本記事は「Security advisory for TFA bypass vulnerability in multiple ManageEngine products」をもとに作成しております。

概要

ServiceDesk Plusで、二要素認証に関する脆弱性が確認されました。

重要度

高(High)と評価しています。

影響を受けるビルド

日本国内向けにリリースしているServiceDesk Plusでは、ビルド14201以下すべてのビルドが対象です。

日本でリリースしているビルドについては、ServiceDesk Plusリリース情報をご覧ください。

ユーザーへの影響

TOTP(Time-based One-Time Password)ベースの二要素認証を有効化している場合、
ServiceDesk Plusへのログイン時に、二要素認証がバイパスされる可能性があります。

TOTPベースの二要素認証の例:

Google Authenticator、Microsoft Authenticator、その他のカスタムTOTP ベースの認証

脆弱性の影響を確認する方法

現在使用中のServiceDesk Plusがビルド14201以下かどうかを確認します。

ビルド番号の確認方法について、詳細は「ご利用中のビルド番号の確認方法について」をご覧ください。

対処方法

TOTPベースの二要素認証を引き続き利用されたい場合、
本脆弱性に対応した、日本国内向けのビルド14205へアップグレードしてください。

アップグレード手順について、詳細は「日本語版最新ビルドへのアップグレードの流れ」をご覧ください。