日本語版最新ビルドへのアップグレードの流れについて
作成日:2018年3月6日 | 更新日:2025年3月3日
概要
ServiceDesk Plus 日本語版の最新ビルドは「14940」です。
本ページでは、ServiceDesk Plusをアップグレードする際に必要となるサービスパックのご案内とその適用方法をご説明します。
仕様変更、機能強化、不具合修正の情報は、各バージョンのリリースノートをご参照ください。
- アップグレード前の注意事項とバックアップ取得方法
- ServiceDesk Plusと連携できる各ManageEngine製品のビルドについて
- ビルド番号の確認方法
- 適用するサービスパックの入手方法、ファイル名について
- テスト環境でのアップグレードテスト
- サービスパックの適用方法
- 適用するサービスパックが複数ある場合
詳細
1. アップグレード前の注意事項とバックアップ取得方法
- 一度適用したサービスパックは、アンインストールできません。
- アップグレード時の障害を防止するため、あらかじめバックアップを取得した上でアップグレードを実施してください。
バックアップデータの取得方法とデータのリストア方法については、バックアップ手順およびリストア手順を
ご参照ください。 - データのバックアップ、アップグレードに要する時間は、アプリケーション内にあるデータの容量に依存します。
故意にアップグレードプロセスを切断(中断)しないようお願いいたします。
ご不明な点等ございましたら、「技術サポート」までお問い合わせください。
2. ServiceDesk Plusと連携できる各ManageEngine製品のビルドについて
本項目は、ServiceDesk PlusとManageEngine製品を連携してご利用するユーザー様が対象です。
ServiceDesk Plusと各ManageEngine製品を連携するには、
ご利用のServiceDesk Plusのビルドに対応する各ManageEngine製品のビルドを利用する必要がございます。
対応していないビルド間で連携を実施すると、正常に動作しない可能性がございます。
詳細は以下の各製品のナレッジをご覧ください。
3. ビルド番号の確認方法
ご利用中のビルドの確認方法についてをご確認ください。
なお、旧ビルドにはサポート期限(EOL)があります。
EOLビルドからのアップグレード時に、エラー等が発生しアップグレードに失敗した場合、
保守サポートによる調査が叶わず新規インストールをご案内する場合があります。
そのため、最新ビルドへの定期的なアップグレードを推奨しております。
※サポート終了(EOL)をご参照ください。
4. 適用するサービスパックの入手方法、ファイル名について
- ManageEngine Communityで「保守ユーザー」として登録されているお客様のみ、サービスパックを入手できます。
なお、ManageEngine Communityの「購入済みの製品」タブ内の「インストーラー/サービスパック一覧」から、
サービスパックをダウンロードしてください。 - サービスパックの適用手順(アップグレード手順)につきましては、サービスパックのインストールをご参照ください。
- 以降の「サービスパック名」は、ManageEngine Communityの「インストーラー/サービスパック一覧」に記載の名称です。
13000_13005_13008_13010_14006_14104_14201→
14205→14300→14500_14503→14600_14630_14750_14820→14840_14860→14940
※これらのビルドを介さない、1回でのアップグレードはサポートしておりません。ご利用中のビルドに応じて、
以下に記載する各ターゲットビルド(矢印のすぐ右側のビルド)へのアップグレードを行います。
ビルド14840_14860 → 14940へのアップグレード
最新ビルド14940へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:サービスパック(14840_14860から14940へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14940_SP-0.ppm
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド14860へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14940へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14600_14630_14750_14820 → 14840へのアップグレード
ビルド14840へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド14840は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド14840でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(14600_14630_14750_14820から14840へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14840_SP-4.ppm
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド14750へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14820へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14860へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14500_14503 → 14600へのアップグレード
ビルド14600へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド14600は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド14600でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(14500_14503から14600へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14600_SP-1.ppm
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド14630へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14600以降へのアップグレードに伴い、「UpdateManager.bat/.sh」を実行後サービスパックを選択すると
「Import Certificate」画面が表示される場合があります。
この場合、以下のアドミンガイドを参考に、アップグレード用の証明書をインポートしてください。
サービスパックのインストール
ビルド14300 → 14500へのアップグレード
ビルド14500へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド14500は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド14500でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(14300から14500へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14_4_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド14205 → 14300へのアップグレード
ビルド14300へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド14300は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド14300でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(14205から14300へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14_2_0_SP-1_0_0.ppm
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド14503へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド130xx_14006_14104_14201→14205へのアップグレード
ビルド14205へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:サービスパック(130xx_14006_14104_14201から14205へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_14_2_0_SP-0_5_0.ppm
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド13008へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14006へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14104へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド14205へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド12000 → 13000へのアップグレード
ビルド13000へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド13000は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド13000でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(12000から13000へ)
■Windowsの場合
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_12_0_0_SP-1_0_0_Windows.ppm
■Linuxの場合
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_12_0_0_SP-1_0_0_Linux.ppm
ビルド11300_11312 → 12000へのアップグレード
ビルド12000へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド12000は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド12000でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(11300_11312から12000へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_11_3_0_SP-1_0_0.ppm
※ビルド11312以降へアップグレードする際、以下のアラートが表示されます。
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド11312からビルド13005へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド11200_11213 → 11300へのアップグレード
ビルド11300へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド11300は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド11300でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:サービスパック(11200_11213から11300へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_11_2_0_SP-1_0_0.ppm
※ビルド11300以降では、ServiceDesk Plusの資産管理にDesktop Centralのエージェントを使用する仕様変更があります。
以下のナレッジを必ずご確認いただき、アップグレード前に検証することを推奨いたします。
資産管理における仕様変更
※ビルド11300以降へアップグレードする際、以下のアラートが表示されます。
アップグレードを行う場合、「はい」および「OK」を選択してください。
ビルド11312へアップグレードする際に表示されるアラートについて
ビルド11100_11144 → 11200へのアップグレード
ビルド11200へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド11200は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド11200でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:(11100_11144から11200へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_11_1_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド11000_11010 → 11100へのアップグレード
ビルド11100へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※ビルド11100は日本でリリースされていないビルドとなりますので、不具合が生じた場合等のサポートはできかねております。
そのため、ビルド11100でアップグレードを止めて、そのままServiceDesk Plusを使用することは推奨いたしません。
アップグレード後は続けて日本でリリースしているビルドまでアップグレードしてください。
- サービスパック名:(11000_11010から11100へ)
■Windowsの場合
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_11_0_0_SP-1_0_0_Windows.ppm
■Linuxの場合
ファイル名: ManageEngine_ServiceDesk_Plus_11_0_0_SP-1_0_0_Linux.ppm
※11100以降へアップグレードする際、以下のアラートが表示されます。アップグレードを行う場合、「はい」を選択してください。
エージェントを使用したリモートコントロールの終了
ビルド11126以降へのアップグレードに関する注意事項
ビルド10513_10515 → 11000へのアップグレード
ビルド11000へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(10513_10515から11000へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_10_5_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド10000_10021(10000, 10021) → 10515へのアップグレード
ビルド10513へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
※必ず、1から順番にサービスパックを適用していただくようお願いいたします。
- サービスパック名:(10000_21から10500へ)
■Windowsの場合
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_10_0_0_SP-1_0_0_Windows.ppm
■Linuxの場合
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_10_0_0_SP-1_0_0_Linux.ppm
- サービスパック名:(10500から10515へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_10_5_0_SP-0_15_0.ppm
ビルド9400_9426(9400, 9407, 9416, 9426)→ 10000へのアップグレード
ビルド10000へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9400_26から10000へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_4_0_SP-1_0_0.ppm
※1 ビルド9400_9426 → 10000へアップグレードする前に、AMSライセンスが適用されているかご確認ください。
適用方法につきましては、AMSライセンスの適用方法をご参照ください。
なお、年間ライセンスをご利用中のお客様は、AMSライセンスの適用が必要ございません。
※2 ビルド9400 → 10000アップグレード時、サービスパックの適用方法<手順4>にてUpdateManagerが起動しない場合は、
ビルド9400におけるUpdateManager.batの再設定についてをご参照ください。
ビルド9334, 9335, 9336 → 9400へのアップグレード
アップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9334_35_36から9400へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_3_0_SP-1_0_0.ppm
※1 本アップグレード実施「前」に、必ずバージョン9.4への移行準備についてをご確認ください。
※2 本アップグレード実施「後」のサービスパックの適用方法<手順10>の起動時、スタートメニューの「ServiceDesk Server」および「Shutdown ServiceDesk」が正常に動作しない不具合がございます。(ビルド9407にて修正済み)
ビルド9400における起動および停止の回避策としてWindowsサービスの起動および停止をご使用いただければ幸いです。
- Windows OSの機能のサービス(services.msc)を起動
- 「ManageEngine ServiceDesk Plus」を右クリック
- 起動する際は「開始」、停止する際は「停止」を選択
ビルド9300_9335(9305, 9311, 9319, 9327) → 9336へのアップグレード
アップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9300_35から9336へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_3_0_SP-0_36_0.ppm
ビルド9200_9241 → 9300へのアップグレード
ビルド9300へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9200_41から9300へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_2_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド9120, 9121 → 9200へのアップグレード
ビルド9200へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9121から9200へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_1_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド9100_9120(9107_9120) → 9121へのアップグレード
ビルド9120へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9100_20から9121へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_1_0_SP-0_21_0.ppm
ビルド9049 → 9100へのアップグレード
ビルド9100へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9046_49から9100へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_0_0_SP-1_0_0.ppm
ビルド9000_9048 → 9049へのアップグレード
ビルド9049へのアップグレードには、次のファイルが必要です。
- サービスパック名:(9000_48から9049へ)
ファイル名:ManageEngine_ServiceDesk_Plus_9_0_0_SP-0_49_0.ppm
5. テスト環境でのアップグレードテスト
※本番環境でアップグレードを実施する前にご確認下さい!
以下の観点から、本番環境でアップグレードを実行する前に、テスト環境でアップグレードテストを実施することを推奨しています。
- 重要なデータの損失の防止
- アップグレード後の稼働環境の確認
テスト環境の構築については、テスト環境構築まとめナレッジをご覧ください。
6. サービスパックの適用方法
サービスパックの適用方法については、サービスパックのインストールをご覧ください。
7. 適用するサービスパックが複数ある場合
目的のビルドまで、サービスパックのインストールを繰り返します。