ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

資産管理における仕様変更


本ナレッジは、ServiceDesk Plusバージョン11.3における資産管理における重要な仕様変更について記載しています。
アップグレード前に、必ずご確認ください。

資産管理に関する仕様変更

ServiceDesk Plusのバージョン11.3より、Windows、Linux、Macの資産管理にEndpoint Central(旧称:Desktop Central)のエージェントを使用する(置き換える)ことになりました。そのため、Windows、Linux、Macの資産管理を行う場合は、ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携が必須となります。また、Endpoint Centralのエージェントの導入に伴い、既存のエージェントのサポートは終了となりますので、ご注意ください。

検証のお願い
Endpoint Centralおよびエージェントの導入にあたっては、必ず検証するようお願いいたします。環境に依存する内容や製品の具体的な挙動などについては、お客様ご自身でのご確認をお願いしております。
 
よくあるご質問(FAQ)をご覧ください
ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの資産管理におけるよくあるご質問は「資産スキャンに関するFAQ」に記載しておりますので、技術サポートにお問い合わせする前に、必ずご確認ください。
Endpoint Centralとは?

Endpoint Centralは、IT管理者が、PC(クライアント端末)・サーバー・モバイルデバイスなどのエンドポイントに対して、脆弱性、セキュリティ設定、ソフトウェア配信、不足パッチの自動検出と自動配布、リモートコントロール、OSイメージのクローニング、モバイルデバイス管理(MDM)、インベントリ管理といった内容を一元的に管理するための統合エンドポイント管理ソフトウェアです。
ServiceDesk Plusと連携する場合、Endpoint Centralはエージェントを通してインベントリスキャンを実行し、管理対象コンピューターの資産情報を確実に取得します。エージェントはWindows、Linux、Macマシンに対してインストール可能であり、複数のOSの資産を単一のツールで管理できます。

 

ライセンスについて

  • ServiceDesk Plus
    バージョン11.3にアップグレードする際、既存のServiceDesk Plusのライセンスを変更する必要はございません。
    現在ご使用のライセンスを引き続きご使用いただけます。
     
  • Endpoint Central
    Endpoint Centralのライセンスについては、Endpoint Centralのライセンスを購入いただかなくても、ServiceDesk Plusのライセンスを適用している場合、ServiceDesk Plusの資産数に応じた資産を管理することが可能です。
    Endpoint Centralのインストール後30日間は、評価版としてすべての機能を使用できます。評価期間終了後、Endpoint Centralは無料版へ移行しますが、ServiceDesk Plusと連携している場合には、資産管理に関する機能についてのみ引き続きご利用いただけます。詳細な手順は以下の連携手順をご覧ください。また、Endpoint Centralの評価版・無料版についてはEndpoint Centralのエディションに関するナレッジをご覧ください。

 

Endpoint Centralのインストールについて

ServiceDesk PlusとEndpoint Centralを連携する際は、パフォーマンスへの影響等を考慮して、ServiceDesk PlusとEndpoint Centralを異なるサーバーにインストールして連携することを推奨いたします。

何らかの理由により個別にサーバーを用意することが不可能な場合、同一のサーバーにこれら2製品をインストールすることも可能です(※ServiceDesk Plusのシステム要件Endpoint Centralのシステム要件の両方を満たす必要があります)が、パフォーマンスに関する問題が発生する可能性がございます。その場合は、個別にサーバーをご用意いただくか、またはサーバースペックを増強してください。

※Endpoint CentralはWindows Server OSにのみインストール可能です(VMも可)。システム要件は「動作環境・システム要件」をご覧ください。
※ServiceDesk Plusにおいて分散型スキャンを有効化している場合、各Asset ExplorerとEndpoint Centralを連携する必要があります。

 

アップグレード・連携手順について

本番環境のServiceDesk Plusをアップグレードする前に、テスト環境を作成し、動作を検証/確認することを推奨いたします。
テスト環境の作成方法については、「テスト環境構築まとめナレッジ」をご覧ください。
ServiceDesk Plusのアップグレード方法

日本語版最新ビルドへのアップグレードの流れについて」をご覧ください。

Endpoint Centralのダウンロード方法

ManageEngine Communityからダウンロードしてください。

手順は以下の通りです。

  1. ManageEngine Communityにアクセスします。

  2. [購入済みの製品]タブを開きます。

  3. ページ右側にある三点リーダーをクリックし、[インストーラー/サービスパック一覧]を開きます。
    詳細は「購入済みの製品タブ」をご覧ください。

  4. インストーラー/サービスパック名で「Endpoint Central:Windows版(64bit)」をクリックし、ダウンロードします。
ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携手順

ServiceDesk PlusとEndpoint Centralの連携」をご覧ください。

また、併せて「Endpoint Centralのまとめナレッジ」をご覧ください。

Endpoint Centralエージェントの入手方法

Endpoint Centralエージェントは、連携設定完了後にServiceDesk Plusの[管理]→[ディスカバリ]→[エージェント設定]からダウンロードすることが可能です。

なお、お客様のServiceDesk Plusの使用状況によるEndpoint Centralのご案内については、以下をご覧ください。

Endpoint Centralのエージェントについては、「エージェントベーススキャン用のEndpoint Central」をご覧ください。

エージェントの設定については、「エージェントの設定」をご覧ください。

Endpoint Centralおよびエージェントの導入にあたって、必ず検証するようお願いいたします。環境に依存する内容や製品の具体的な挙動などについては、お客様ご自身でのご確認をお願いしております。
Endpoint Centralエージェントの展開方法

エージェントの展開」をご覧ください。

保守サポートについて

ServiceDesk Plusのみをご契約いただいている場合、資産管理機能およびリモートコントロール機能に対するサポートを提供いたします。それ以外のEndpoint Centralの機能に関するサポートはご利用いただけません(ご利用いただく場合は、Endpoint Centralのご契約が必要です)。なお、Endpoint Centralの機能を知りたい場合やご購入を検討されている場合は弊社営業担当までお問い合わせください。