ビルド15120へアップグレードする際に表示されるアラートについて
概要
ビルド15120へアップグレードする際、アラートが表示される場合があります。
以下の概要を確認後、アップグレードを続行する場合は、「はい(いいえ)」および「OK」をクリックしてください。
なお、本ナレッジでは、弊社の検証環境の1つでアップグレードを行った際に実際に表示されたアラートを紹介しています。
ご利用の環境によっては、以下に記載のないアラートが表示される場合もございますので、あらかじめご承知おきください。
もし、対応方法が不明確なアラートが表示された場合には、お気軽に「技術サポート」までお問い合わせください。
詳細
ビルド14970 → 15100のアップグレード時に発生するアラート
アンチウイルスソフトウェアに関するアラート
こちらのアラートは、ServiceDesk Plusが起動しているシステム内のSymantecなどのアンチウイルスソフトウェアが、
アプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある旨を示しています。
システムにアンチウイルスソフトウェアを設定している場合、ServiceDesk Plusのインストールフォルダー全体をウイルススキャンの対象から除外することを推奨します。
資産とCMDBの移行に関するアラート
こちらのアラートは、本アップグレードにより資産およびCMDBモジュールが刷新される旨を示しています。
アップグレード後は、ServiceDesk Plus内のすべての資産、ユーザー、部署、サポートグループ、サービスカテゴリー、ソフトウェアインストールではなく、組織にとって必要な情報のみを選んでCIとして管理し、自動作成できるようになります。関連する機能強化および仕様変更については、以下からご確認ください。
「はい」を選択すると、アップグレード処理が続行します。
「いいえ」を選択すると、アップグレード処理が中止されます。
APIの更新に関するアラート
こちらのアラートは、ご利用中の環境で、スクリプトまたはサードパーティー連携を介して資産およびCMDBのAPIが使用されていることが検知された際に表示されます。
本アップグレードでは、以下をBase URLとする資産およびCMDBのいくつかのAPIが廃止/変更されているため、引き続き同機能を利用するためには、アップグレード後にこれらのAPIのスクリプトを見直し、必要に応じて更新する必要があります。
- /api/v3/workstationCIs
- /api/v3/assetCIs
- /api/cmdb/ci
廃止されたAPIの一覧やフォーマットの変更については、「CMDB API V1とV3の比較」をご確認ください。
「はい」を選択すると、アップグレード処理が続行します。
「いいえ」を選択すると、アップグレード処理が中止されます。
資産のカスタムテーブルスキーマに関するアラート
こちらのアラートは、連携しているレポートフレームワークのツールで、データの一貫性を保つために資産のカスタムテーブルスキーマを再構成する必要がある旨を示しています。
ServiceDesk PlusをAnalytics Plus、Power BI、Tableauなどのツールと連携して、資産の追加フィールドを含むレポートを作成している場合に対応が必要です。
本アップグレードの資産モジュールの新しいテーブルスキーマに適合させ、データの一貫性を保持するために、テーブルスキーマの再構成を行ってください。
「はい」を選択すると、アップグレード処理が続行します。
「いいえ」を選択すると、アップグレード処理が中止されます。
レポートの変換に関するアラート
こちらのアラートは、本アップグレードでのレポートフレームワークの更新により、いくつかの既存レポートがクエリレポートに変換される旨を示しています。
また、「コンピューター/ドメイン」、「コンピューター/コンピューターグループごと」、「コンピューター/シャーシタイプごと」などのレポートはサポートされなくなり、ダッシュボードから削除される旨を示しています。
サポートされなくなったレポートの一覧は、アップグレード後に以下の方法で確認できます。
- <インストールディレクトリ>\ServiceDesk\ManageEngine\logs配下の「15100」の1つ前のビルド番号(本アップグレード処理を実行する前に利用していたビルド番号)のフォルダーに移動します。
- 各「updatemgrlog*.txt」(*は0~9の数字)ファイルを開き、「Unsupported Reports list」を検索します。
強制バックアップに関するアラート(スキップ不可)
こちらアラートは、アップグレード前にバックアップの取得を推奨する旨を示しています。
「はい」を選択すると、バックアップの取得が開始され、完了後にアップグレード処理が続行します。
「いいえ」を選択すると、「How to skip the forced backup」(英語)のページが自動で開くとともに、
以下のポップアップが表示され、アップグレード処理が中止されます。
強制バックアップをスキップしたい場合は、「How to skip the forced backup」(英語)に記載されている手順を実施してください。
または、同じ内容を記載した日本語のナレッジ「強制バックアップをスキップする方法」をご参照ください。
ビルド15100→ 15120のアップグレード時に発生するアラート
バックアップに関するアラート(スキップ可)
こちらのアラートは、アップグレード前にバックアップを取得することを推奨する旨を示しています。
[はい]をクリックすると、バックアップファイルが自動で取得され、その後アップグレード処理が開始されます。
詳しくは「バックアップ手順」と「リストア手順」をご覧ください。
[いいえ]をクリックすると、バックアップファイルの取得は行われず、そのままアップグレード処理が開始されます。
アンチウイルスソフトウェアに関するアラート
こちらのアラートは、ServiceDesk Plusが起動しているシステム内のSymantecなどのアンチウイルスソフトウェアが、
アプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある旨を示しています。
システムにアンチウイルスソフトウェアを設定している場合、ServiceDesk Plusのインストールフォルダー全体をウイルススキャンの対象から除外することを推奨します。








