ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

Windows ドメインスキャンに失敗する場合の確認項目


ServiceDesk Plus では、WMIというプロトコルを利用してWindowsマシンの情報を取得します。

ServiceDesk Plus でWindowsマシンのスキャンに失敗する場合は、下記の項目をご確認ください。
 
1. 「管理」タブ -> 「Windowsドメインスキャン」 にて、スキャンを実行するドメインの
    ドメインコントローラ名が正しいか、また、管理者アカウントを(ユーザ名とパスワード)を
    指定しているか
 
2. スキャンで利用するポートが解放されているか
   *  利用しているポートの情報は、下記のリンク先ページをご参照ください。
 
      ・バージョン11.3以降:スキャン中に使用されるポート
 ・バージョン11.2以前:スキャン時に使用するポート
      
 
3. ServiceDesk Plus をインストールしているサーバとスキャン対象のWindowsマシン間で
WMI接続が可能か
 
   * Microsoft社が提供している"Wbemtest"というツールを利用することで、
WMI接続の確認が可能です。手順は下記をご参照ください。
 
1. ServiceDesk Plus サーバから、[スタート]-[ファイル名を指定して実行]に"wbemtest"を
  入力して、実行します。
2. [接続]をクリックします。
3. 一番上のテキストボックスに、"\\対象ホスト名\root\cimv2"を入力します。
4. ユーザとパスワードに管理者権限を持つユーザ名とパスワードを入力後、
   [接続]をクリックします。
5. [クラスの列挙] → [再帰] をクリック →  [OK]をクリックします。
 
上記手順で、エラーが発生せずに、オブジェクトのリストが表示されれば、
ServiceDesk Plus とホスト間でWMIによる通信が正常に行われています。
 
リストが表示されずエラーが表示される場合は、当該ベンダー様にご確認をお願いいたします。


4. 上記のポートやユーザ権限、WMI接続テストに問題はなく、ServiceDesk Plus からのWMIスキャンに失敗する場合は、
下記の手順で現象再現後、サポートファイルを取得

 
1. ServiceDesk Plus から対象マシンにスキャンを実行
2. エラーメッセージが表示される
3. 「サポート」タブをクリック
4. 「サポートファイル」リンクをクリック
5. しばらくすると表示される「ダウンロード」リンクをクリックして、ファイルをダウンロード

 

取得したサポートファイルは、「保守サポートのお問い合わせで使用するログ、サポートファイル等のアップロード方法」より保守サポートへ送付をお願いいたします。