パフォーマンス監視ツールを有効にする手順
作成日:2013年2月4日 | 更新日:2021年9月15日
対象ビルド:ServiceDesk Plus 8.1 8121 ビルド以降
ServiceDesk Plus のパフォーマンスが低下する場合、頻繁にServiceDesk Plus がサービスダウンするなどの場合、
下記の手順でパフォーマンス監視ツールを有効にしておくことで、
指定したCPU使用率を超過した場合、自動的に「Threaddump」ファイルを作成するようスケジュール設定することができます。
このファイルは、現象の調査において必要なログファイルとなります。
【手順】
1. ServiceDesk Plus を起動して、管理者(SDAdmin)アカウントでServiceDesk Plus にログインします。
2. 下記のURLにアクセスします。
http://[ServiceDesk Plusのサーバ名 or IPアドレス]:[ポート番号]/PerformanceSchedule.do?performancemonitoring=true
<例>
http://sdp-server:8080/PerformanceSchedule.do?performancemonitoring=true
3. ブランクページが表示されたら、そのウィンドウ(または、タブ)を閉じます。
(設定の成功/失敗メッセージなどは一切表示されません)
4. 再度ServiceDesk Plus に接続して、「レポート」タブ -> 「新規クエリレポート」をクリックします。
5. 以下のSQLクエリ文の実行による、クエリレポートを作成します。
select * from globalconfig where category='PerformanceMonitor'
6. 下記のように出力されたら、設定完了です。
Globalconfigid | Category | Parameter | Paramvalue | Description | |||
1508 | PerformanceMonitor | CPULimit | 80 | - | |||
1509 | PerformanceMonitor | FreeMemoryLimit | 100 | - |
* 上記はデフォルト設定値です。・CPU使用率が80%を毎分連続して超えたら、自動的にThreaddumpを作成します。・javaの空きメモリが、100MBを下回ったら、自動的にThreaddumpを作成します。・上記のCPU使用率/java空きメモリの確認スケジュールは、2分ごとに実行されます。
* 上記のデフォルト設定値を変更する場合は、下記のURLにアクセスしてください。
<例>CPU使用率/java空きメモリの確認スケジュール間隔を5分、
CPU使用率の閾値を90%、Java空きメモリサイズの閾値を120MBhttp://[ServiceDesk Plusのサーバ名 or IPアドレス]:[ポート番号]/PerformanceSchedule.do?performancemonitoring=true&timeinterval=5&cpulimit=90&freememorylimit=120
* 「サポート」タブ -> 「システムログビューア」からも、設定内容を確認できます。
PerformanceMonitoringSchedule configured by : akihirowith default settings as CPU Usage:80% :: FreeMemory :100MB :: TimeLimit :2min
7. 上記で設定した閾値を上回る(下回る)と、自動的に下記のディレクトリにThreaddumpが生成されます。
現象発生後は、下記のログの送付をお願いします。
[ServiceDeskホーム]/server/default/log/threaddump.txt
8. 現象発生後、上記ファイルに加え、下記の情報も併せて当社サポートまで送付ください。
(1) [ServiceDeskホーム]/server/default/log 配下の「serverout[N].txt」ファイルすべて(logフォルダごとZIPに圧縮ください)
(2) [ServiceDeskホーム]/bin/wrapper.log ファイル(Windowsのみ)
[ServiceDeskホーム]/var/log/servicedesk-plus.log および /var/log/servicedesk-plus1.log (Linuxサービスとして起動している場合)(3) [ServiceDeskホーム]/server/default/conf/buildInfo.xml(4) 現象発生時の状況・突然、アプリケーションが停止したのか・徐々にパフォーマンスが落ちていき、サービスダウンが発生したのか など(5) 現象発生日時(6) アプリケーション復旧後、下記の手順でデータベース情報を取得[A] 「サポート」タブ -> 「各テーブルのデータ数」リンクを
クリックして表示されるリストのスクリーンショット、または、リスト上で右クリックしHTMLでファイル保存[B] 「サポート」タブ -> 「実行予定の作業」リンクを
クリックして表示されるリストのスクリーンショット、または、リスト上で右クリックしHTMLでファイル保存
9. パフォーマンス監視ツールを無効にするには、下記のURLにアクセスしてください。
http://[ServiceDesk Plusのサーバ名 or IPアドレス]:[ポート番号]/PerformanceSchedule.do?performancemonitoring=false