自動アップグレードの機能および本機能に伴うサポート対応
ServiceDesk Plusビルド14600(バージョン14.6)の主な機能強化として「自動アップグレード」機能がございます。
本ナレッジでは以下のトピックに基づいて、「自動アップグレード」の機能紹介と
自動アップグレード機能に伴う、弊社「技術サポート」対応についてお知らせいたします。
自動アップグレード機能の基本的な仕様につきましては、「ヘルプドキュメント」をご覧ください。
【トピック】
- 自動アップグレード機能の概要
- 「自動アップグレード通知」機能
- 「Emergency Migration」機能
- 「ホットスワップ」機能
- 「パッチ情報」タブ
- 自動アップグレード機能に伴う「技術サポート」の対応について
自動アップグレード機能の概要
[管理]→[一般設定]→[自動アップグレード]をクリックすると、次のような画面が表示されます。
「自動アップグレード」機能を用いると、次のような動作を実現できます。
- 「自動アップグレード通知」機能:
- 「SDAdmin/SDOrgAdmin」の役割を持つユーザーを設定可能。
- サービスパックが利用可能になったとき、ホットスワップに成功したとき、
アップグレードのために再起動が必要となったとき等に、設定したユーザーにメール通知をすることができる。
- 「Emergency Migration」機能:
- 「Inportant Security Updates※1」または、「Hotfix※2」の条件を満たす、
ServiceDesk Plusビルドのサービスパック(ppmファイル)を事前に自動でダウンロードする。 - 自動ダウンロード後、再起動してアップグレードできる状態にする。
- 「Inportant Security Updates※1」または、「Hotfix※2」の条件を満たす、
- 「ホットスワップ」機能:
- 自動でファイルをダウンロード後、ServiceDesk Plusのインストールディレクトリへパッチ※3を一時的に適用する。
- ServiceDesk Plusのサービスを停止することなく、一時的にパッチの適用ができる。
- 「パッチ情報」タブ:
- 過去に手動で適用したサービスパックの情報や、
自動でダウンロードしたサービスパックの情報を表示する。 - アップグレードの開始時刻/終了時刻/作業時間を計算する(ビルド14600以降のサービスパックのみ)。
- 過去に手動で適用したサービスパックの情報や、
- ※1 脆弱性などのセキュリティ重要度の高い修正のみを含むサービスパックを指し、グローバル本社によって決定されます。
- ※2 ServiceDesk Plusの重大な不具合/バグ修正のみを含むサービスパックを指し、グローバル本社によって決定されます。
- ※3 セキュリティの更新や、不具合修正に必要なファイルを指します。
自動アップグレード機能に伴う「技術サポート」の対応について
自動的にダウンロードされたサービスパックでServiceDesk Plusのアップグレードが可能になると、
画面右上の[アップグレードして再起動]をクリックできるようになります。
そして、このボタンをクリックしてServiceDesk Plusをアップグレードかつ再起動すると、
現在ご利用いただいているServiceDesk Plusのビルド番号が変更されるため、
場合によっては、日本で未リリースのビルドへアップグレードされてしまう場合がございます。
- 自動アップグレード機能によってダウンロードされたサービスパックは、
[アップグレードして再起動]をクリックすることによってのみ、適用することができます。
そのため、通常のServiceDesk Plusサービスの再起動では、
自動アップグレード機能でダウンロードされたサービスパックは適用されません。 - 「ホットスワップ」機能でパッチファイルが一時的に適用されても、ビルド番号は変わりません。
なお、弊社では日本でリリースされているビルドのみ、技術サポートの提供が可能です。
そのため、本機能を利用される場合、あらかじめ以下の点にご留意くださいますようお願いいたします。
ご留意事項
- 「自動アップグレード」機能によってアップグレードできるビルドが
日本でリリースされていない場合、「ベータ版」としてご利用いただくこととなります。 - 「自動アップグレード」機能によってアップグレードしたビルドが
日本でリリースされていない場合も、技術サポートでは「仕様」に関する回答が可能となります。 - 「自動アップグレード」機能によってアップグレードしたビルドでの不具合については、原因の調査および問題の特定、トラブルシューティングの案内を実施いたします。
しかし、個別にパッチ提供等が必要となった場合については、パッチの提供はせず、今後リリースするビルドで修正する形とさせていただきます。
恐れ入りますが、上記ご留意事項をお含みおきいただき、自動アップグレード機能をご利用いただけますと幸いです。