ServiceDesk Plus オンプレミス版 ナレッジベース

新サーバーにServiceDesk Plusを移行する方法


質問

現在のサーバーから、新しいサーバーにデータを移行する方法を教えてください。

回答

現在のサーバーから新しいサーバーにデータを移行する方法は、
大きく分けて4ステップとなります。

ステップ1:必要に応じて、現在稼働中のサーバー(以後、本番環境)のServiceDesk Plusをアップグレードする。

ステップ2:本番環境のServiceDesk Plusでバックアップを取得する。

ステップ3:移行先の新しいサーバー(以後、新規環境)にServiceDesk Plusをインストールする。

ステップ4:新規環境に本番環境のバックアップをリストアする。

詳細手順

以下に詳細な手順を紹介します。

ステップ1:必要に応じて、現在稼働中のサーバー(以後、本番環境)のServiceDesk Plusをアップグレードする。
  1.  ServiceDesk Plusをシャットダウンします。
  2. 必要であれば、ServiceDesk Plusをアップグレードします。
    アップグレード手順について、詳しくは「日本語版最新ビルドへのアップグレードの流れについて」をご覧ください。
    アップグレードを複数回行う場合、毎回起動とシャットダウンをしてください。
    また、毎回のアップグレードの前に必ずバックアップを取得してください。
ステップ2:本番環境のServiceDesk Plusでバックアップを取得する。
  1.  アップグレードが完了したら、ManageEngine ServiceDesk Plusを一度起動し、シャットダウンします。
  2.  コマンドプロンプトで、<インストールディレクトリ>\ManageEngine\ServiceDesk\binに移動し、
    バックアップコマンドを実行します。

    コマンド例:
    cmd> cd <インストールディレクトリディレクトリ>\ManageEngine\ServiceDesk\bin
    cmd> backupData.bat

    バックアップについて、詳しくは「バックアップ手順」をご覧ください。
  3. バックアップが完了すると、バックアップファイルが、ServiceDesk Plusのバックアップフォルダに作成されます。
ステップ3:移行先の新規サーバー(以後、新規環境)にServiceDesk Plusをインストールする。
  1.  新規環境に本番環境と同じビルドのServiceDesk Plusをインストールします。
    本番環境と同じビルドのインストーラーをお持ちでない場合、「技術サポート」へお問い合わせください。
ステップ4:新規環境に本番環境のバックアップをリストアする。
  1. 新規環境のServiceDesk Plusインストールディレクトリに、本番環境のバックアップフォルダをコピーします。
  2.  バックアップデータをリストアするには、<インストールディレクトリ>\ManageEngine\ServiceDesk\binに移動し、リストアコマンドを実行します。
    リストアの途中、コピーしたバックアップファイルを選択して次に進みます。

    コマンド例:
    cmd> cd <インストールディレクトリディレクトリ>\ManageEngine\ServiceDesk\bin
    cmd> restoreData.bat

    ServiceDesk Plusのリストアを実行する際、バックアップを取得したビルドと、
    リストア先のビルドが一致している必要があります。
    例えば、ビルド14201のバックアップデータは、同じビルド14201にのみリストアできます。
    リストアについて、詳しくは「リストア手順」をご覧ください。
  3. 新しいサーバーにデータをリストアしたら、ServiceDesk Plusを起動します。
  4.  新規環境のServiceDesk Plusに、本番環境のライセンスを適用します。
    AMSライセンスを発行している場合、通常ライセンスとAMSライセンスの両方を適用してください。
  5. [管理]>[一般設定]>[ポータル詳細設定]から、新しいサーバー名を設定します。
ビルド番号の確認方法
・画面右上の[ヘルプ]アイコン >[詳細]をクリックする。
・<インストールディレクトリ>ManageEngine\ServiceDesk\confの「buildInfo.xml」 ファイルを確認する。

※以下のナレッジもあわせてご覧ください。
サーバーの設置場所を変更する場合の確認項目